ミニコンポにもなる大型ラジカセの使い道とは?
1980年代に入るとラジカセはワンピースボディから、スピーカーが分離する3ピース機種が新たに登場し始めます。また、この時代はラジカセの大型化と小型化が同時に進んだ頃で、ラジカセの歴史の中で一つの頂点が築かれた時期なのです。レイアウトを選ばないラジカセを超えた大型マシンの東芝「RT-S98」を見ていきましょう。

東芝のテクノロジーの集大成ラジカセ
小型化の頂点が、三洋電機の“おしゃれなテレコU4”とすると、大型化の頂点は紛れもなく東芝のラジカセ「RT-S98」になります。
大型機種として有名なシャープのサーチャーシリーズもありますが、RT-S98は当時の東芝が持つオーディオ系のテクノロジーを集大成したハイテクラジカセで、「adres」を搭載し透明感のある音質を実現しています。
スピーカーが分離できるのでミニコンポスタイルで聞くと、さらに迫力のある音が楽しめるのです。ちなみにスピーカーはウレタンエッジを採用し、繊細な音も再現できるポテンシャルを持っています。
ホームカラオケの機材に大型ラジカセ
しかし高性能であるがゆえ、RT-S98の価格は10万円オーバーと高額で、入手できたのはお父さんたちでしょう。1980年代初頭はホームカラオケがブームになり、そのメイン機材として多機能の大型ラジカセが重宝された時代でした。
RT-S98の主な機能は、同時録音可能ダブルカセット、アドレス・ノイズリダクション、スピーカー分離、ESBSコントロール(重低音)、9曲飛越し選曲(MQJS)、ダブルミキシングとなります。
受信周波数はAMラジオ放送(525~1605kHz)、FMラジオ放送(76.0~108.0MHz)で、出力はステレオ/最大30W(15W+15W)です。電源は単1形乾電池×10本、AC100Vで、サイズ/重さは740W×379H×180D㎜/15kg。1982年に発売された当時の価格は125,000円です。

ラジオライフ編集部

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