のんびりホリデーSuicaパスと休日おでかけパスの差
首都圏で休日ちょっとしたお出かけをするときに、行き先によってはとてもお得になるのが、JR東日本の首都圏路線が1日乗り放題になるキップです。現在、この乗り放題キップは紙に印刷する「休日おでかけパス」とSuicaに登録する「のんびりホリデーSuicaパス」の2種類が発売中で、Suica版の方がわずかに割安。しかし、のんびりホリデーSuicaパスには紙のキップにはない利用制限があるのです。

のんびりホリデーSuicaパスは50円安い
首都圏のJR東日本路線では、さまざまな名称で土日祝日に1日乗り放題となるキップが発売を続けています。現在は、紙で印刷された「休日おでかけパス」と、Suicaに登録するタイプの「のんびりホリデーSuicaパス」の2種類が利用可能です。
2種類の乗り放題キップの料金は、休日お出かけパスが大人2720円、のんびりホリデーSuicaパスが2670円で、のんびりホリデーSuicaパスの方が50円割安です。また、乗車券を通常購入した場合と比較した場合、1日の乗車キロ数が161キロを超えると乗り放題キップの方がお得になる計算です(山手線内だけ乗り続ける場合を除く)。
50円とはいえ、紙の切符よりのんびりホリデーSuicaパスの方が割安であれば、そちらを選びたくなるところ。また、最近はSuica専用の自動改札機も増えているため、使い勝手の点でものんびりホリデーSuicaパスの方が便利でしょう。しかし、のんびりホリデーSuicaパスには休日お出かけパスにはない利用制限があるのです。
のんびりホリデーSuicaパスと新幹線
のんびりホリデーSuicaパス、休日おでかけパスともに、JR東日本の在来線と東京モノレール・東京臨海高速鉄道線の乗り放題区間は同じ。ちなみに、JR在来線に関しては足利・自治医大・下館・土浦・成田空港・茂原・君津・扇町・大川・海芝浦・久里浜・小田原・羽沢横浜国大・大月・武蔵五日市・奥多摩・寄居・神保原の各駅より東京駅寄りが乗り放題区間です。
一方、新幹線に関しては休日お出かけパスは東京駅~小山・熊谷駅が新幹線特急券を別に用意すれば乗車できるのに対し、のんびりホリデーSuicaパスは乗り放題の対象外です。なお、東海道新幹線の東京駅~小田原駅はいずれも乗り放題エリアに含まれません。
さらに、のんびりホリデーSuicaパスには定期券が記載されているSuica、あるいは定期券がそもそも記載できないSuicaは利用できないという制限もあります。これは、Suicaの定期券情報部分にのんびりホリデーSuicaパスを登録する仕組みのためです。
このため、定期券情報を登録済みのSuicaだけでなく、過去さまざまなタイミングで発売された記念Suicaや外国人向けのWelcome SuicaものんびりホリデーSuicaパスは利用できません。また、りんかいSuica・モノレールSuicaものんびりホリデーSuicaパスには対応していないため注意が必要です。

ラジオライフ編集部

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