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第三セクターがCタイプの列車無線を使うケース

私鉄とは異なる形態の第三セクター鉄道があります。通称、三セクは、地方公共団体と民間が共同出資して設立した法人で、ここが運営する半官半民の鉄道です。路線の規模は中規模私鉄に近いものがあります。第三セクターが使うCタイプの列車無線について、見ていきましょう。


第三セクターがCタイプの列車無線を使うケース

Cタイプ列車無線の設備を引き継いだ

第三セクター鉄道の形態には、いろいろあるのですが、大別すると2つに分けられます。1つは、赤字ローカル線で国鉄やJRから切り離された路線や建設途中で工事が凍結された国鉄線を引き継いだ路線、もう1つは、整備新幹線の開業に伴い並行在来線としてJRから分離された路線です。

どちらの路線もアナログ波を使っていますが、前者と後者では無線のタイプが違います。赤字ローカル線を引き継いだ路線では、私鉄に割当てられた周波数を使用するケースが多くなります。

とはいえ、愛知環状鉄道・北越急行・智頭急行・伊勢鉄道のように、JR線との直通運転をしている路線は、その限りではありません。JRと同じ、A/BタイプやCタイプ列車無線を使用しているのです。

並行在来線としてJRから分離されたケースでは、JR時代に使用していたCタイプ列車無線の設備をそのまま引き継いで使用。Cタイプ列車無線は、単信式で列車側の出力が弱いため、遠方にいる列車側の音声が受信できないことがしばしばあります。

列車無線で行き違いの遅れを連絡する

これは単信式で運用されている中小私鉄でも同様です。そして指令側の復唱も、最低限で済ませてしまうことがあります。一方、JR線と直通する路線の通話はガラリと変わります。まるでJRの列車無線を聞いているかのような交信です。

第三セクター鉄道は単線であることが多く、駅での行き違いが必要になりますが、JRと直通している路線ではJR側から遅れが持ち込まれることがよくあります。その時は、列車無線で行き違いの列車に遅れを連絡します。

また、第三セクター鉄道は、国鉄やJRから引き継いだ路線なので、JR線との接続を取るダイヤが組まれています。そのため、JR線のダイヤが乱れると接続依頼の通話が行われるのです。

第三セクター鉄道の列車無線は、通話頻度の少なさから受信が難しい路線もありますが、JR線との直通運転を実施している路線であれば、受信のチャンスは各段に多くなります。(写真・文/神戸の受信マニア)

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

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