大規模フェスで横行するリストバンド偽造の実態
音楽フェスで毎年問題となるのが、リストバンドの偽造です。複数のステージを設けた大規模な音楽フェスでは、観客に専用のリストバンドを装着させ、これを会場スタッフがチェックすることで自由にステージ間を行き来できるようにしています。リストバンドの種類とセキュリティを見ていきましょう。

大規模イベントで偽造リストバンド
リストバンドは、当然正規のチケットを購入した客だけが受け取れるもの。しかし、中にはこれを偽造、もしくは不正に入手して、会場にもぐり込もうとする輩が後を絶ちません。
特にターゲットとなりやすいのが、数日間に渡って開催されるイベントの全日通し券のリストバンド。初日に判明したリストバンドのデザインや色を模倣したり、わざと外しやすいように装着し、会場周辺で転売する行為も問題視されています。
一部の大規模イベントでは偽造リストバンドが横行し、逮捕者が出る事態に発展したといいいます。そんなリストバンドの種類は大きく「合成紙タイプ」「ビニールタイプ」「ミサンガタイプ」の3つがあります。
合成紙タイプは紙製のリストバンド。特殊な紙が使われており、簡単には切れない仕様です。プリンターなどで比較的容易に印字できてしまうため偽造しやすいタイプといえますが、耐久性などの問題から通し券に使われることはほぼありません。
ミサンガタイプは布製で偽造は困難
合成紙タイプはシールで貼り付けますが、特殊加工で1度貼ると簡単には剥がせない仕様です。紙製なので伸縮性はほとんどないため、手から抜いて転売するのも困難でしょう。
ビニールタイプのリストバントの素材はPVCビニール。耐水性に優れているため、通し券にもよく使われます。一般的なプリンターで印字するのは困難ですが、それなりの機材や技術があれば、偽造も不可能ではないでしょう。
ビニールタイプはクリップ式の留め具をカチッとはめて固定。外す際はバンド切断するしかありません。紙に比べると伸縮性があるので、緩く装着しておけば手から抜くことは可能です。
ミサンガタイプは布製のリストバンド。イベントのロゴなどが刺繍されているものがほとんどで、偽造は困難です。とはいえ、チェックが厳重なイベントでなければ、似た色味のものでスルーできてしまう可能性もあります。
ミサンガタイプは腕の太さに合わせて留め具で固定。留め具は逆戻りしない仕様です。伸縮性はほぼナシ。キツく締めてしまうと手から抜くのは難しいでしょう。
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ラジオライフ編集部

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