リカオンの最新万引き防犯システムに迫る!
小売り店向けの防犯システムの中で最も最先端といえるのが、顔認証防犯システムです。一旦、カメラに録画されると画像がPCやレコーダーのHDDなどに自動登録され、要注意人物を識別。その登録者が再びカメラに検知されると、警告などが発せられ再犯を防止するというものです。
リカオンの動作は3ステップ
顔認証防犯システムで話題になっているのが「LYKAON(リカオン)」。リカオンがどのように動作するかを簡単に説明しましょう。
リカオンの動作は3ステップ。まずは「顔検知・保存」です。カメラが1秒間に最大10枚撮影してPCに画像を保存。その際、顔の特徴や肌の色など身体的な顔特徴データも保存されます。
次は「万引き犯登録」です。店舗の情報管理者のみがアクセスできるシステムに万引き犯を登録すると情報が保存。保存期間は最大180日間です。
そして最後は「顔認証・通知」。登録された人物が再び現れた時や、同系列チェーン他店舗などに初めて訪れた時に顔認証により、店舗のセンサーやスマホなどに通知される仕組みです。
リカオンは店舗間で情報共有
事前情報がないため万引きは初犯に弱いといわれていますが、リカオンでは同系列のチェーン店舗間などでも情報を共有できるため、他店で登録した万引き犯が初めて訪れた店舗でも特定が可能です。
ただ、ユーザーとして気になるのは故意に注意人物と登録されるのではないかということ。しかし、店員なら誰でも登録できるわけではなく、基本的には店舗の防犯管理者のみがシステムにアクセスできるようになっており、万引きの実態を確認した上で登録対象者を判別する仕組みです。
そして、顔認証の精度は、同システムでは1人の人物に対して最大10枚の画像を登録できるため、顔認証範囲や認識率を高められるそうです。
初犯への対応や高い顔認証精度など、万引きへの対策は日々向上しています。今後も顔認証システムを導入する店舗は増加するでしょう。今やコンビニのセキュリティは死角がなくなりつつあるといえるのです。
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ラジオライフ編集部
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