ダミーカメラ（ダイソー）を本物の防犯カメラに改造

不審者に防犯意識の高さを印象づけるのが「ダミーカメラ」です。100円ショップではさまざまなタイプのダミーカメラが販売されており、赤いLEDが点灯するなど見た目のクオリティも優秀。とはいえ、見る人（＝犯罪のプロ）が見れば、ダミーカメラと分かってしまいます。そこで、ダイソーのダミーカメラに小型カメラを仕込んで本物化してみました。

ダミー防犯カメラ（ダイソー）に小型カメラ

本物化するダミーカメラは、ダイソーの「防犯ダミーカメラ［ドームタイプ］」（330円）です。ダイソーのダミーカメラに仕込む小型カメラは、完成時に違和感が出ないようレンズ径が大きめのタイプを選ぶのがコツです。

ダイソーのダミー防犯カメラに仕込む小型カメラの種類は豊富なので、性能や仕様をこだわれるのも面白いところ。暗視機能を重視するなど、自分だけの改造ダミーカメラにが作れます。外はハリボテで中身は高性能…これがプロの目すら欺く、最強のダミー防犯カメラかもしれません。

今回は、ダイソーのダミーカメラにAEOEOの「超小型ミニカメラ」（3,599円）を使用しました。ダイソーのダミーカメラに仕込む超小型カメラの記録はmicroSDカードのほか、Wi-Fiでつないでスマホでモニターすることも可能。監視カメラと認識させるための赤色LEDは効果的なので、これを活かしてダイソーのダミー防犯カメラ改造の作業を進めていきます。

ダイソーのダミー防犯カメラ底面に穴空け

まずはダイソーのダミー防犯カメラの分解からです。ダイソーのダミー防犯カメラ底面のネジ止めは4本。これを外すだけで簡単にダイソーのダミー防犯カメラにはフタが開きます。ここで、ダイソーのダミー防犯カメラの赤色LEDと電池ボックスをつなぐ配線をニッパーでカット。これでダイソーのダミー防犯カメラの分解完了です。

続いて、ダイソーのダミー防犯カメラのレンズを指で押し出して取り外します。カメラの画角に干渉しないよう、ダイソーのダミー防犯カメラのレンズホールの大きさをニッパーで調整してください。こうして加工したダミー防犯カメラに、小型カメラを取り付けます。接着面を安定させるため、ダミー防犯カメラにグルーガンで樹脂をあらかじめ塗っておきましょう。

ダイソーのダミー防犯カメラにカメラを固定したらドームの外側を確認し、樹脂がはみ出ていないかをチェック。分解せずにカメラを操作できるようダイソーのダミー防犯カメラ底面に穴を空けます。ここからカメラ本体の充電も可能です。

赤色LEDから伸びたリード線をハンダ付けし、点灯確認。問題なければ、ダイソーのダミー防犯カメラを元の状態に組み立てて完成です。これでダイソーのダミー防犯カメラを本物の防犯カメラとして天井で運用できるようになりました。（文／Toybox）