一度だけ飛ぶブルーインパルスを二度見る裏ワザ
轟音とともに頭上をかすめていく戦闘機。航空祭のフィナーレは、優雅であり時にはスリリングな飛行をする「ブルーインパルス」のアクロバット飛行です。感動すら覚えるそのフライトは、誰もがもう一度は見たいと思うところです。航空祭では一度しか飛ばないのですが、ブルーインパルスを二度見る裏ワザを紹介しましょう。
ブルーインパルスは前日に飛来する
航空自衛隊の広報部隊であり、アクロバット飛行を通じて操縦技術を研究するのが「ブルーインパルス」。正式名称は「第11飛行隊」で、ふだんは宮城県東松島市にある松島基地で訓練を続けています。
そして、全国の基地で開催される航空祭に参加する際は、松島基地から会場となる基地へと向かいます。松島基地を出発するのは航空祭前日の午前中で、お昼過ぎには航空祭の開催基地に到着するのが通例です。
“前日入り”するのはパイロットの負担軽減もありますが、航空祭に備えて前日に本番と同様のアクロバット飛行を基地の上空で実施するためです。これを「予行」と呼び、マニアは見逃しません。
基地の外から見るブルーインパルス
天候にもよりますが、予行であっても本番と同じ飛行をします。これはドルフィンライダーと呼ばれる、ブルーインパルスのパイロットが基地周辺にある地上の目標物や地形を把握するため。単なるならし飛行ではありません。
前日は晴天でも本番当日は曇天…そんな天気の際は前日の予行ではフル演技の「第1区分」で、本番では演技を縮小していく「第2~4区分」というケースもあるので、予行が貴重なチャンスになることもあるのです。
当然、航空祭の前日は基地の中には入れません。本番は基地の中で正面から見られるので、基地の外周道路から角度を変えてみたり、基地から離れた高所から遠景で見るのも予行ならではの楽しみ方です。
また、予行の際にブルーインパルスが使用した周波数は、航空祭当日も使われます。予行で使用周波数を判明させれば、本番では周波数探しに追われることなく、目と耳でじっくりとブルーインパルスの勇姿を楽しめるというわけです。
ラジオライフ編集部
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