T-4が5機で描く星マークは超広角でも収まらない
世界にはさまざまなアクロバットフライトチームがありますが、ブルーインパルスの特徴は“描きもの”が得意だということ。「バーティカルキューピッド」とともに会場が盛り上がるのが、第1区分の中では最後の描きものになる「スタークロス」です。

T-4が5機で描く星マーク
スタークロスのために会場後方からデルタ隊形で進入してきた5機のT-4は、正面でスモークを出しながら急上昇。上空で5方向に花が開いたような航跡を残します。
正直、会場は「これだけ?」みたいな空気になります。しかしその後、スプリットエスを行って高度を下げ、再びスモークオン。5機のT-4が角度を変えた直線を描き、星マークが完成すると会場から歓声が上がります。
スタークロスは星はかなり大きく、15mm程度の超広角レンズでも収まならいほどの大迫力。画角が180°ある魚眼レンズが欲しくなるほど大きいのです。
T-4が背面飛行のまますれ違う
今にもぶつかりそうに見えた「オポジットコンティニュアスロール」で、ヒヤヒヤした気持ちを忘れた頃に、再びヒヤヒヤさせられる課目が「タッククロス1」です。この課目のヒヤヒヤポイントは2つあります。
会場正面から進入した5・6番機のT-4がスモークを出しつつ背面飛行。会場に近づいてきたところでクロスターンを行います。これが第1のヒヤヒヤポイント。左右に抜けた両機は宙返りを行い、再び会場正面へと戻ってきます。
そして、背面飛行のままT-4が高速ですれ違うのです。これが第2のヒヤヒヤポイント。どちらもキレイに撮りたいと思ったら、会場中央付近に陣取るのがオススメです。撮影のチャンスが2回あることを忘れず、気を抜かずにカメラを向けましょう。(文/名須川優 写真/星智徳)
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ラジオライフ編集部

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