月末に白バイが躍起になって走っている理由とは
交通機動隊の中でも、白バイ隊員は交通違反の取り締まりの主役ともいえる存在。そんな白バイ隊員にも交通違反のノルマがあります。月末に余裕で流している白バイはすでにノルマを達成した隊員。逆に、月末に躍起になって走っている白バイを見かけたら、小さな交通違反に注意する必要があります。

白バイ隊員がスピード違反車を追尾
白バイ隊員には「目標件数」という交通違反のノルマがあります。しかも新人は月間100件など、若い隊員ほど多く設定されているのが通常です。目標件数を達成しないと、部署の次期予算を減らされることになるので必死に守ろうとします。
月に100件というと1日に最低3件以上の違反を取るということ。白バイはそんなに交通違反に遭遇するか不思議に思うところですが、優秀な白バイ隊員は各自に“持ち場”があって、捕まえやすい交差点などを押さえているのです。
そういう白バイ隊員は持ち場を回ってスピード違反車を追尾し、しっかり捕まえています。できる人なら1日で20件も取って来るほど。ベテランほどいい持ち場を持っていて、ベテランが休みや非番の時はこっそりと借りたりします。
白バイ隊員が狙う小さな交通違反
同じことを考えている白バイ隊員は必ずいて、同じ持ち場で鉢合わせすることもあるとか。気心知れた相手だと、お互い目標件数が足りないことも分かっているので、2台で話し合って交互に交通違反を取り締まったりします。
こうして、優秀ではない白バイ隊員は月末になっても必死に違反車を探すことになるというわけ。とはいえ、白バイ隊員の中ではスピード違反以外の取り締まりが多いとあまり優秀ではないとみなされる傾向があります。
それでも目標件数を達成するために、小さな交通違反も必死に追いかけるのです。目標未達の白バイ隊員は月末、比較的ラクな「左側追い越し」や「通行帯違反」「携帯電話やシートベルトの不備」などスピード違反以外の交通違反ばかりを狙うことになります。
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ラジオライフ編集部

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