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警察無線の署活系周波数はデジタルでも事件がわかる

警察活動の現場で使われる通信網、いわゆる警察無線には、主に都道府県内全域をカバーする「車載通信系」と、各警察署ごとの管内で使われる「署外活動系(署活系)」があります。いずれの警察無線もデジタル化されているので、通話の内容を聞くことはできません。しかし、使用している周波数と通話頻度によって警察無線は“事件が起こっている”ことが分かるのです。


デジタル化された警察無線で事件発生を知る方法

警察無線の署活系周波数は350MHz帯

警察無線の車載通信系は、パトカー・白バイに積むものだけでなく携帯型もあり、どちらも150MHz帯を使用します。一方の警察無線の署外活動系は県内各所にある警察署とそこに配属される警察官との連絡用で周波数は350MHz帯です。いずれの警察無線もデジタル化されています。

これらの警察無線は、無線のシステム自体が異なる独立した存在で、相互に連絡することができません。警察無線のは融通の効かないシステムのようですが、数多くの通信を統制するためには、この方が効果的なのです。

そんな警察無線で注目したいのが、署活系(しょかつけい)と略される署外活動系。その名の通り、警察「署」の「外」である街に出て、「活動」する警察官と警察署との管轄地域内で使われる通話エリアの狭い無線システムです。

警察無線の署活系周波数はよく飛ぶ

警察無線の署活系は管轄地域内にいる警察官と連絡を取れればよいので、無線の出力は弱く1W。しかし、警察署の屋上に立てたアンテナから発射されるため、警察無線の署活系周波数は意外なほどよく飛びます。警察無線の署活系周波数が隣の警察署の管轄エリアまで飛ぶことはザラです。

現在使われている署活系の警察無線は警察署側が360MHz帯で、警察官側が348MHz帯の2波を使ったレピータ方式を採用しています。そして、警察署側からは警察無線で通信が無い時でも5秒間隔で「ザッ」と一瞬電波が出ることが特徴です。

署活系の警察無線の電波を警察署の前でキャッチして、受信機から聞こえる5秒に1回の「ザッ」が「ザー」になったら警察官がしゃべっているということ。警察無線でそれが頻発すれば、地元で大きな事件が発生していることになるわけです。


警察無線の車載通信系無線機の値段

警察無線の周波数で150MHz帯を使用している車載通信系については現在、多くの都道府県で2003年から導入が始まった「APR」システムを使用しています。ところが、無線機自体の老朽化に加え、2022年から厳しくなる新スプリアス規制に対応できないことが判明したのです。

このため、全国的に新システム「IPR」へ移行することが決まりました。IPRでは、APR以上にデジタル解読などに対する通信セキュリティ対策が強化されるほか、WIDEシステムやパトカー照会指令システム「PAT」の機能も統合しています。

ただし、APRシステムとの互換性はなく、IPRへのシステム入れ替えとともに無線機も刷新。この新しい警察無線の車載通信系のIPRシステム用無線機は、1台あたりの価格を調べると約22万円です。

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ラジオライフ編集部

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