白バイの車種「ヤマハとスズキ」はレア度が高い
現在、白バイで全国に配備されている主力車種はホンダの「CB1300P」です。また、白バイの最新車種はヤマハの「FJR1300AP」になります。久々となったヤマハ製の白バイではありますが、限られた台数しか配備されていません。そんな白バイの新旧モデルの車種の変遷を見ていきましょう。

スズキの白バイでレア度の高い車種
白バイの現役最古参となる車種がホンダの「VFR800P」です。先代の「VFR750P」に代わって、2001年の導入から2008年まで調達されました。外観的には、白バイらしい迫力あるフルカウルが採用されています。
リアタイヤと車体フレームをつなくアームが片側だけの片持ちスイングアーム「プロアーム」と、V型4気筒エンジンの組み合わせはレーサーライクな乗り味。軽量でコンパクトな車体は取り回しにも優れていて、白バイならでは交差点でのUターンも得意です。
スズキの「GSF1200P」は2004年採用。フロントのハーフカウルと、そこに組み込まれた赤色灯が最大の特徴。ただし、白バイとして完成の域に達していたVFR800Pのライバルにはなれず、最近は見かけることも少ないレア度の高い白バイです。
2009年に導入開始したのが、現在の白バイ主力車種であるホンダの「CB1300P」です。直列4気筒エンジンを搭載したホンダの白バイは、1986年のCBX750P以来。外観的には、白バイとしてはやや迫力に欠けるハーフカウルが特徴です。
ヤマハの白バイ最新車種は少数が配備
CB1300Pはベース車がツアラーのため、旋回性能よりも直進安定性に重点を置いた設計。VFR800Pよりもホイールベースが長く、車重も増加しています。このため、車体の取り回しはマイルドな印象です。
ヤマハの「FJR1300AP」は2014年採用の最新車種。ウィンカーがビルトインされていまるフルカウルの白バイです。フロントの警光灯には、回転灯ではなくLEDタイプの点滅灯を装備。少数が警視庁と福岡県警に配備されている希少な白バイです。
なお、最近の白バイに導入された装備といえばドライブレコーダーでしょう。ふだんは白バイ本体のフロントカウルに装着。ヘルメットに装着する場合もあります。白バイが絡んだ事故の原因究明などに使われるものです。
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ラジオライフ編集部

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