海外旅行用プリペイドSIMは日本で開通できる?
格安SIMが続々と発売されスマホの利用方法も変化しています。システムが複雑化するほど“隙”も生じるもの。その1つが海外旅行用のプリペイドSIMです。海外旅行用のプリペイドSIMなら身元確認不要で、音声+データ通信が可能になります。海外旅行用プリペイドSIMが日本で開通できるか比較実験しました。

海外プリペイドSIMは身元確認不要
音声付き携帯電話の契約は「携帯電話不正利用防止法」により、NTTドコモなどの3大キャリアはもちろん、格安SIMでも身分証明書の提出が必須となっています。しかし、国外業者は対象外です。
そのため、海外旅行用のプリペイドSIMをスマホにセットすれば身元確認不要で、音声+データ通信が可能になります。ここでは、4種類のAndroid用海外プリペイドSIMを入手して検証。開通手続きからLINEの登録までテストしました。
まずはAISの「SIM 2Fly」。実勢価格は3,600円で、利用期間は8日間、データ容量は3GBです。SIMの開通は日本からでもOK。SIMを挿入し「設定」→「アクセスポイント名」で「AIS internet」を選択すれば開通できます。残金不足で通話はできなかったが、LINEは難なく登録。ID検索もできました。
海外プリペイドSIMでLINEのID検索
続いて、China Unicomの「跨境王」。実勢価格は1,980円で、利用期間は開通後90日間、チャージ金額:80香港ドル付きです。APN設定を「3gnet」と入れるだけで開通。香港の電話番号がもらえ、国内でも使用できます。LINEのID検索は、日本のSIMだと電話番号登録と契約キャリアの年齢認証が必須ですがスルーしました。
3つめは、Ultra Mobileの「Orange SIM」。実勢価格は4,000円で、利用期間は30日間、データ容量は2GBです。開通手続きは専用Webサイトから。適当なアメリカの渡航先の郵便番号や、メアドを入力するだけでOKでした。アメリカの電話番号がもらえ、日本の固定電話への通話は無料です。LINEのID検索もできました。
最後は、Vodafoneの「EU周遊プリペイドSIMカード」。実勢価格は3,000円で、利用期間は28日間、データ容量は1GBです。専用Webサイトにて、SIM付属の電話番号と4ケタの番号を入力しました。1日程度で開通できる仕様でしたが、変更した模様。パスポートなど身分証明書が必要で、開通できませんでした。(文/在原裕貴)
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ラジオライフ編集部

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