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最新スマホは真っ暗闇でどこまで撮影できるか?

最近のスマホカメラは性能が大きく向上。夜景はもちろんのこと、公園の暗がりも鮮やかに撮影できます。カメラ性能の高い最新スマホで真っ暗闇でどこまで撮影できるかを検証しました。今回、ピックアップしたのはカメラ性能に定評あるスマホ最新モデル「iPhone12 mini」「HUAWEI P40 Pro 5G」「Google Pixel5」「Xperia 5Ⅱ」です。


最新スマホは真っ暗闇でどこまで撮影できるか?


スマホの夜景モードは星空の撮影対応

iPhone12 miniは、広角&超広角のデュアルカメラ。望遠カメラと被写体との距離を測定するLiDARは搭載されていませんが、メインとなる広角カメラは上位機種のProやPro MAXと同じ。また画像を鮮やかにしたり、複数の写真を合成するHDRも備え、これらの仕様も上位機種と同等です。

HUAWEI P40 Pro 5Gは、HUAWEIのフラグシップモデル。5000万画素(広角)のカメラとAIによる画像処理によって高精細でキレイな写真が撮れます。夜景モードはHDR合成や露光の調整、ノイズの低減処理などを実行。強力な手ブレ補正は、最大50倍というズームを使った望遠撮影などの際に威力を発揮します。

Google Pixel5は、Google純正のAndroidスマホで、暗所撮影の性能を売りしているのが特徴です。夜景モードは暗所でのポートレートや星空の撮影にも対応。HDR+は、AIによる画像処理を組み入れることで、従来よりも明るく鮮明な写真に仕上げてくれます。今回、ピックアップした機種の中では最も安い機種です。

Xperia 5Ⅱは、ソニーのフラグシップレンジモデル。デジタル一眼レフαシリーズの設定や機能がそのまま使える「Photography Pro」というカメラアプリを標準搭載しています。他モデルに比べて大型のセンサーを備え、画像処理エンジンによりノイズの少ない写真撮影が可能です。


真っ暗闇のスマホ撮影でもシャープ

さっそく暗闇で最新スマホの撮影性能を比較してみました。人の目では周りがほぼ見えない明るさでしたが、Xperia以外は周囲の状況を写し出すことができました。

最も明るく撮れたiPhoneでしたが、補正処理がうまくいかなかったのかボヤっとした模様が出現。P40 Proも明るく色も鮮やかですが、全体的にのっぺりとした印象です。

一方、Pixel5は多少は暗いものの、全体的にシャープな仕上がり。ノイズでざらついてはいるものの、細部のディテールを損なうことなくキレイに撮れています。

さらに、夜間に動いているものを撮影することで、シャッタースピードと描写力を比較しました。ブレが少ないほど、シャッタースピードが速いということです。

Xperia以外はHDR撮影でしたが、iPhoneはクルマもブレずに的確に処理しています。対して、P40 ProとPixel5はかなりブレが目立ちました。Xperiaはシャッタースピードが遅いためか、他に比べてブレが大きいものの、それはHDR撮影ではないための結果でしょう。とはいえ、この検証ではiPhoneが最も優秀でした。(文/pusai)

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