ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

位置情報共有アプリの危険性…どこまで監視される?

家族や友だちの居場所がリアルタイムで分かる「位置情報共有アプリ」が人気です。とはいえ、待ち合わせや安否確認には便利ですが、現在地が垂れ流しになるため位置情報共有アプリは使い方次第では非常に危険。位置情報共有アプリがインストールされていると、どこまで監視されてしまうのでしょうか。位置情報共有アプリの危険性を詳しく見ていきましょう。


位置情報共有アプリの危険性…どこまで監視される?


zenly「あいまいな位置」で位置情報共有の危険性を下げる

浮気性のパートナーを監視したいなら位置情報共有アプリ「Zenly」です。互いのスマホに 位置情報共有アプリをインストールしておくと、マップ上で現在地を確認できます。ただし、自分の居場所も 位置情報共有アプリで相手に知られる危険性も忘れてはいけません。

位置情報共有アプリとして使用するには、事前に相手にもZenlyを登録してもらう必要があります。Zenlyに登録したら、 位置情報共有アプリで監視したいパートナーを友達に追加するため、画面下部の「+」ボタンをタップ。友達の管理画面が開くので、「友達を追加」を選択して 位置情報共有アプリに登録します。

友達登録されると位置情報共有アプリでマップ上に居場所が表示される仕組み。これで、すでに位置情報共有アプリでリアルタイム監視の状態というわけです。なお、Zenlyは友達ごとに公開範囲を変えることが可能。「あいまいな位置」を選べば、自分の居場所を位置情報共有アプリでぼかして危険性を下げることもできます。


位置情報共有アプリ「Life360」で尾行・追跡される危険性

「Life360」は家族や仲間で使うことを想定した位置情報共有アプリです。Life360は位置情報共有アプリとして相手の現在地が分かるだけでなく、移動履歴も記録されるので、いつどこに行ったのかまで調べられる危険性があります。

ターゲットの移動履歴を調べるには、Life360でマップ上のターゲットを選んで履歴ボタンをタップ。すると、Life360のマップ上に選んだターゲットの1日の行動が表示されます。Life360で下部のスライダーを動かすことで、いつどこにいたかを確認できる仕組みです。

位置情報共有アプリとしてLife360を入れたスマホを、こっそりパートナーのカバンやクルマに忍ばせられると、毎日の行動がすべて把握される危険性があるでしょう。ただし、短時間しかいなかった場所はLife360に正確に記録されないため、移動ルートまでチェックする危険性は低いようです。

Life360で自宅や職場などを登録しておくと、そこに到着・出発した際に通知が送られる機能も搭載。ターゲットが怪しい行動を始めたタイミングが把握できるので、尾行・追跡するのにLife360を位置情報共有アプリとして活用されるという危険性もあるでしょう。

位置情報共有アプリの危険性…どこまで監視される?


位置情報共有アプリ「iシェアリング」は番号登録不要

このほか、家族との位置共有に特化した位置情報共有アプリが「iシェアリング」です。出発や到着を知らせる機能を備え、子どもの見守り用の位置情報共有アプリとして人気があります。iシェアリングは有料だと移動履歴も記録でき、監視アプリとして十分強力です。

この位置情報共有アプリの特徴としては、登録した住所に到着すると通知が来ること。登録地点に到着したり出入りすると、iシェアリングで通知されるように設定できるのです。

また、手間なく位置情報を共有できるアプリが「ココイル」です。他の位置情報共有アプリでと違って電話番号の登録が不要ですぐに使えます。位置情報共有用のサークルは12時間で消滅するため、位置情報の垂れ流しを防げます。

この位置情報共有アプリの特徴としては、待ち合わせに役立つ機能が豊富なこと。定型文を選んで送れるグループチャットや、目的地設定機能が利用できます。

■「GPS追跡アプリ」おすすめ記事
GPS追跡アプリは画面上ではメモアプリの体裁
GPS追跡アプリはWebサイトでスマホを遠隔操作

■「GPS」おすすめ記事
GPS発信機は今後「番犬ドンデ」が主流になる
GPS発信機は電源をオンして車に設置するだけ

■「スマホ遠隔操作」おすすめ記事
監視アプリ「Android Lost」でスマホ遠隔操作
Cerberusはスマホを遠隔操作できる最強アプリ
「ケルベロス」アプリでスマホを遠隔操作!
スマホを遠隔操作できるAndroidアナライザー
追跡アプリ「ケルベロス」をチェックする方法
スパイアプリの決定版「ケルベロス」の発見方法

The following two tabs change content below.

ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

この記事にコメントする

あわせて読みたい記事

  • オービス情報もチェックできる渋滞情報アプリ?
    渋滞情報アプリでオービス情報もチェックできる?
  • ドライバー向け天気アプリはツーリングにも便利
    ドライバー向け天気アプリはツーリングにも便利
  • 車中泊マップアプリは入浴施設もサクッと探せる
    車中泊マップアプリは入浴施設もサクッと探せる
  • SNSは完全匿名ではない…情報開示請求の法改正
    SNSは完全匿名ではない…情報開示請求の法改正

  • オススメ記事

    逮捕者も出た「モザイク破壊」とはどんな技術?

    2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]

    LINEのトーク内容を盗み見する方法とその防衛策

    圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]

    盗聴はアプリを入れればできる

    盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]

    チョコボールのエンゼルを見分ける方法

    おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]

    空き巣被害に遭いやすい住宅の特徴と正しい防犯対策

    窃盗事件の大半を占めているのが「空き巣」。しかも、空き巣被害の半分以上は住宅が狙われたものです。アナタの家も知らぬ間に泥棒たちに目を付けられている空き巣被害の予備軍かもしれません。空き巣被害に[…続きを読む]