ダンロップシューズは4千円台程度と手頃な価格
現在、一部の若者から“ダッドシューズ”として注目されているダンロップシューズ。1985年の発売開始から、通学や散策などの“定番”紳士靴として、幅広い層から支持を集めるまでに成長しました。果たして、ダンロップシューズはどのようにして誕生したのでしょうか? 製造・販売元に聞きました。

ダンロップシューズ製造は広島化成
ダンロップのシューズを製造・販売するのは、広島県福山市に本拠を構える広島化成株式会社。広島化成は第二次大戦後、自動車タイヤやチューブといった工業用ゴム製品の生産から操業を開始しました。
その後、ゴム草履やゴム靴の生産を始め、1967年に婦人靴の「エルダー」シリーズ(現「elder」「くつろぎエルダー」)を発表。そして、1985年にダンロップブランドとライセンス契約を結びます。
「1980年代、日本でスニーカーが日常に浸透し始めた頃、ライセンス元とダンロップモータースポーツブランドの契約を結ばせて頂きました」とは、同社の広報担当者。しかし、これまで紆余曲折があったといいます。
ダンロップシューズは「ゴム履物」
ダンロップシューズは、4千円台程度と手頃な価格が特徴。「当初は1万円台の商品もあったのですが、なかなか浸透しませんでした。4千円台の製品を企画したら反応が良くて…」と、広報担当者は言います。
量販店との良好な関係も、ここまで成長してきた要因の1つです。「弊社は『日本ゴム履物協会』というゴム靴メーカー団体の会員企業。ダンロップシューズは、ゴム履物のカテゴリーで陳列頂くケースが多いです」といいます。
日本ゴム履物協会は、シューズメーカーのアキレス(スポルディング)や月星化成(ムーンスター)なども会員。「ゴム履物」というカテゴリーで切磋琢磨しながら、1つのジャンルを形成していったようです。
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