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免許不要で楽しめる「フリラ」の4バンドとは?

無線免許不要で楽しめるライセンスフリー無線に、新規格の「デジタル小電力コミュニティ無線」が登場。遊び方が広がった“フリラ”ですが、アマチュア無線には無い、手軽さと自由がある反面、運用に際して独自の縛りが多いライセンスフリー無線の世界。4バンド化した“フリラの今”を見ていきましょう。


免許不要で楽しめる「フリラ」の4バンドとは?

始まったばかりのフリラが「デジ小」

無線の免許無しで楽しめるライセンスフリー無線には、4つのバンドがあります。始まったばかりの「デジタル小電力コミュニティ無線」、アナログ波が主流の「特定小電力無線」、交信相手が多い「デジタル簡易無線(登録局)」、そして元祖ライセンスフリー無線の「市民ラジオ」です。

これらをまとめて「フリラ」と表現したり、愛好家を「フリラー」と呼ぶこともあります。語源は和製英語の「フリーライセンス・ラジオ」です。

さっそく、各バンドをめぐる2019年の動向を見ていきましょう。新バンドのデジタル小電力コミュニティ無線。正式名称の英訳から頭文字をとった“DRCR”や、小電力を強調した“LCR”と呼ばれることもありますが、“デジ小(でじしょう/でじこ)”という呼称が定着してきました。

無線機はアイコムの「IC-DRC1」のみで、入感局を記録する機能があり、相手局に受信履歴を残す遊びが「ぶっこむ」という表現で広がっています。こういった遊び方が落ち着いてきたら、2019年は伝搬実験や新しい運用スタイルを模索する年になっていくでしょう。

受信も楽しめるフリラが「特小」

デジ小の登場で特定小電力無線、従来からの“特小”は影を薄くしたかというと、そんなことはありません。単3形乾電池1本で作動する機種や2台で1万円を切る安価な機種、何より家電量販店やホームセンターでも扱っている販路の広さは、他のバンドにはない手軽さで、ビギナーが入りやすいバンドです。

特定小電力無線は、業務の世界では広く浸透しており、日中の都市近郊ではバンド内は大混雑。すべてのチャンネルで何らかの交信が行われているような状況なので、交信には混信が付きものです。

そんな特小の魅力は、アナログFMという電波型式にあります。デジタル化が進む昨今の無線界にあって、広い帯域を必要とするアナログ波は減りつつあるのですが、特小の使用者は減ることはなく、今後も手軽な無線通信として増えていくのは確実。

多彩な業務交信が繰り広げられているので、受信も楽しめるバンドです。特小のアナログFM波は消滅せずに、デジタル時代にも引き継がれて、よりマニアックに活用されるでしょう。


フリラの人気バンドが「デジ簡」

単に“デジ簡”とも呼ばれるデジタル簡易無線(登録局)は、フリラの人気バンド。その秘訣は、出力が最大5Wでアンテナの交換ができること。アマチュア無線機のハンディ機と同じ出力なため、似たような感覚を無資格で運用できるからです。

そして、信号強度をSメーターで表示するアルインコの「DJ-DPS70」の登場で、交信スタイルまでもがアマチュア無線に似てきました。リポート交換では、「RSリポート」を用いるようになったのです。

そんなデジ簡の悩みの種が、都市部での顕著な混信。そのため、フリラーの交信は手短なリポート交換が主になっています。また、秘話コードを使って、混信によるトラブルを未然に防ぐ取り組みを行う地域も出てきました。運用方法に地域色が出てきたことは、ローカル・コミュニティをベースに活動するフリラーが増えてきた証です。

ここ数年の傾向として、デジ簡で無線の交信に慣れて、他のバンドに手を広げたり、アマチュア無線の免許取得を目指したりと、1970年代の市民ラジオブームがバンドを変えて再来しているともいえます。

スリリングなフリラが「市民ラジオ」

2019年は、新スプリアス基準に適合した市民ラジオの開発ラッシュです。その先鞭を付けたのが、「SR-01」と「JCBT-17A」でおなじみのサイエンテックス。続いて、ポラリスプレシジョンが「Blackbird」を発売。

そして西無線研究所は、ハンディ機の「NTS111」の開発を進め、その様子はTwitterなどで日々報告され、コアなマニアたちを熱くさせています。また、往年の市民ラジオに手を加え、新基準に適合させる有志も各地に現れ、合格の報告がSNS上で話題になっています。

運用面では、依然として不法局の混信がある市民ラジオですが、移動運用シーズンの休日ともなると交信は多く、交信イベントでは全8チャンネルをフリラーが埋め尽くすこともあるほどホットなバンドです。

太陽の活動や電離層反射によるスリリングな一面を持つ市民ラジオ。2019年はさらにヒートアップすることは確実です。

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