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デジタル小電力コミュニティ無線の注目ポイント

2018年に制度化されたデジタル小電力コミュニティ無線(Digital Regional Community Radio)、通称“デジ小”は、アイコムの「IC-DRC1」によってスタートしました。新システムのIC-DRC1で「何ができるのか?」「どう遊べば面白いのか?」、その魅力に迫ってみましょう。


デジタル小電力コミュニティ無線の注目ポイント

デジ小は機器ID登録で個別呼び出し

「デジタル小電力コミュニティ無線」は、その名の通りデジタル方式が採用されていますが、デジタル簡易無線のように秘話コードやユーザーコードといった、通話グループを限定するための機能は搭載されていません。

これはデジ小の運用目的が、地域コミュニティへの貢献にあるからでしょう。通信範囲で運用する誰とでも連絡できるようになっています。

しかし、「宛先」から「グループ」を指定すると、同じグループに登録されたIC-DRC1だけを呼び出すことが可能です。とはいえ、グループ通話の設定をしていても、「全体」として呼び出されると音声が出力されます。この“一斉通報”に対応するのは、デジ小の運用目的によるものです。

IC-DRC1には、無線機固有のIDとなる機器IDがあり、送信時に送出されます。「宛先」に仲間の機器IDを登録しておくと、個別呼び出しが可能に。この機器IDには自分の好きな名前が付けられるので、「アキバRL1980」のような、コールサインを設定しておくと分かりやすくなります。

デジ小を自宅で送信すると“家バレ”

機器IDは、GPSを使った位置情報機能を使用する際にも必要になる、デジ小運用のカギとなる新機能です。

IC-DRC1にはGPSが標準搭載。音声の送信時には位置情報も送られ、受信局のディスプレイには自局との距離と方位が表示されます。無線システムの規格上、位置情報を送信しない設定にはできません。

自宅で送信すると“家バレ”するため、好みが分かれる部分ですが、免許不要の無線で初めて位置情報の交換ができる機能です。積極的に活用して、面白い遊び方を考えていきましょう。

また、「位置情報サーチ」機能では、機器IDを指定した相手局の位置情報を相手局が送信スイッチを押さなくても、自動送信させて取得できます。この遠隔送信機能は音声でも使え、相手局の周囲の音を自動送信させることも可能。高齢者や子供の見守りのための機能です。


デジ小にアンテナン交換が許可された

無線従事者の免許が不要な無線は、いろいろな制約があります。中でも、送信距離のカギを握るアンテナの交換は、大きなポイントになります。特定小電力無線や市民ラジオは出力が弱くても、アンテナの交換はできません。

アンテナの交換ができるのは、デジタル簡易無線登録局(以下、デジ簡)だけで、使用に際しては、総合通信局への登録手続と年額の電波利用料が発生します。登録や費用無しに、即座に使えるデジ小にアンテナの交換が許可されたことは、フリラ界にとって画期的な出来事です。

IC-DRC1はSMA型(J)コネクタを採用。交換できるアンテナは、デジ簡と同様に技術基準適合を受けた製品だけで、さらに単一型(主にホイップ型)に限られます。八木アンテナなどの指向性アンテナは使用できないのが、デジ簡との大きな違いになります。

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