アイコムのデジ小「IC-DRC1」のセッティング法
デジタル小電力コミュニティ無線は、アイコムの「IC-DRC1」によってスタートしました。IC-DRC1の機能をフルに引き出すには、機器名称を付け、グループを設定しますが、本体の操作では行えません。プログラミングソフト「CS-DRC1」による、PC上でのセッティングが必要です。

IC-DRC1本体とPCをUSBで接続する
アイコムのデジタル小電力コミュニティ無線機「IC-DRC1」をプログラミングするソフト「CS-DRC1」は、アイコムのWebサイトから無償でダウンロードできます。対応OSはWindowsのみで、Windows10であればUSB接続したIC-DRC1をすぐに認識するので、ポート番号の選択だけで準備は完了です。
Windows8.1/7の場合は、IC-DRC1を認識させるためのドライバが別途必要となりますが、これもアイコムのWebサイトより入手可能です。さっそく、Windows10での設定手順を紹介しましょう。
ポート番号の選択は自動検索で行うのが簡単。無線機本体とUSB接続ができたら、「読み込み」で無線機の情報をPCにインポートします。「本体設定」から「機器名称」を付けます。全角6文字または半角12文字なので、日本語+英数字のフリラーのコールサインもOK。「機器名称送信」をONに設定。
IC-DRC1の電源ボタンを押して再起動
個別呼び出しをする「個別リスト設定」では、最大30件の相手局を登録可能。機器IDと機器名称を紐付けられます。「グループリスト設定」では、グループ番号にネーミングが可能。機器名称と同じ文字数まで入力可できます。漢字も使えるのは便利です。
入力が完了したら「書き込み」をクリック。入力データがIC-DRC1に書き込まれて設定は完了です。複数台で行う場合は、機器名称ごとにファイル保存しておきます。
IC-DRC1のディスプレイに「データ受信OK」と表示されたら、IC-DRC1の電源ボタンを押して再起動。オープニング画面がネーミングした機器名称の表示に変わって完了となります。
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ラジオライフ編集部

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