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家庭用シュレッダーの安全レベル「DIN規格」とは

DMにカードの明細、取引先との契約書や営業先の名簿などなど、人に見られたら困る書類は意外に多いもの。そのままゴミ箱に捨ててしまうと、個人情報が漏れてしまわないか心配です。そこで、活用したいのが家庭用シュレッダー。家庭用シュレッダーは「DIN規格」レベル4以上を選ぶようにしましょう。


家庭用シュレッダーの安全レベル「DIN規格」とは

DIN規格は文書のセキュリティ能力

シュレッダーは価格も性能もピンキリですが、文書を確実に処分したいならば「DIN規格」を参考にしましょう。これはドイツ規格協会によって定められた国際規格で、文書のセキュリティ能力が7段階でレベル分けされています。

DIN規格のセキュリティレベルを見ていくと「レベル1」は幅12mm以下のストレートカット、「レベル2」は幅6mm以下のストレートカット、「レベル3」は幅2mm以下のストレートカットとなります。

「レベル4」は幅6mm以下で面積160平方mm以下、「レベル5」は幅2mm以下で面積30平方mm以下、「レベル6」は幅1mm以下で面積10平方mm以下、「レベル7」は幅1mm以下で面積5平方mm以下です。

実際に「レベル1~7」を再現して、その隠蔽度合いと復元の難易度を比較してみました。印刷した文字のサイズは10級と、雑誌の文字よりやや小さめではあるものの、DIN規格「レベル1~3」ではほぼ丸見え状態です。


家庭用シュレッダーのDIN規格レベル

復元不可能なレベルで細断するならDIN規格「レベル7」が確実ですが、対応するシュレッダーは業務機のウン百万クラスになるので現実的ではありません。家庭用ならば、DIN規格「レベル4か5」がベターでしょう。

なお、日本で販売されているシュレッダーはDIN規格は未導入なので、各モデルの細断サイズと照らし合わせて購入時の参考にしてみて下さい。

アイリスオーヤマの「P5GCX」は家庭向け小型電動シュレッダー(310W×300H×190Dmm)。細断サイズは4×40mmで、DIN規格「レベル4」に相当。A4用紙を5枚まとめて細断できます。ダストボックスの容量は8.7Lと十分。実勢価格は2,630円です。

サンワサプライの家庭用シュレッダー「400-PSD035」の細断サイズはDIN規格「レベル5」に相当する2×12mmで、A4用紙を8枚同時に処理できます。中型モデル(456W×390H×250D㎜)ですが、50~60dBの静音タイプなので自宅での利用も問題ありません。実勢価格は16,980円です。

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