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郵便物のバーコードで読み取れてしまう情報とは

バーコードやQRコードは、数字や文字を機械で読み取りやすくするために使われるもので、単体でのセキュリティ対策はほぼゼロです。そのため、安易にネット上で情報公開してしまうと、個人情報が筒抜けになる危険性があります。なかでも注意したいのは、DMなどの郵便物に印刷されている、一見バーコードに見えないものです。


郵便物のバーコードで読み取れてしまう情報とは

カスタマーバーコードに13ケタの数字

日本の郵便では、仕訳や配送を効率化するために定形郵便物・はがきについてはバーコードによる処理が行われています。ポストなどに投函された定形郵便物やはがきは、集配局の機械で郵便番号やあて先の住所を読み取り、その情報をバーコードへ変換して透明なインクで郵便物表面へ印刷される仕組みです。

さらに、定形郵便物やはがきを1回1000通以上発送する場合、差出人が郵便局に代わって事前にバーコードを印刷することで、3%の割引を受けることができます。このバーコードは、郵便局のお客様にあたる差出人が印刷することから「カスタマーバーコード」と呼ばれています。

一般的なバーコードと異なり、郵便で利用するカスタマーバーコードは4種類の長さの棒を組みあわせで構成する独特なもの。そして、郵便番号7ケタと、住所内の番地・部屋番号などの数字を抜き出した最大13ケタ分をこのバーコードへ変換し、あて先と同じ面に印刷する仕組みです。

カスタマーバーコードをアプリで復元

例えば、「東京都千代田区神田須田町2-6-5」という住所へ差し出す場合、郵便番号の「1010041」と「2-6-5」を組みあわせた「1010041-2-6-5」をバーコード化します。ここで注意したいのが、カスタマーバーコードは誰でも印刷できるだけでなく、誰でも簡単に読み取れるということです。

SNS上で、税金の支払いやクレジットカードの督促状、NHK受信料支払いのお願いといった郵便物の画像を公開している書き込みを見かけたことがあるはず。その際、住所や氏名はモザイク処理してあるものの、カスタマーバーコードがそのままというケースが見られます。この状態では、氏名はともかく住所は筒抜け状態なのです。

実際、Android向けのアプリ「Posba」など、スマホでカスタマーバーコードを読み取るアプリも公開されています。Posbaでは、スマホのカメラ機能でカスタマーバーコードを撮影すると、たちどころに郵便番号やそれに続く住所の数字部分を復元してくれるのです。

あとは、日本郵政のWebサイトを利用して郵便番号から該当する地名を検索すれば、住所が完全に判明してしまいます。このため、ネット上で郵便物を公開するのであれば、住所・氏名だけでなくカスタマーバーコードもしっかり隠さないと危険なのです。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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