Photoshop代替「Affinity Photo」を試してみた
「Adobe Photoshop」は、クリエイター必携の画像編集ソフトです。PhotoshopをはじめとしたAdobe製品は使いたい時だけ契約するサブスク形式。短期的にはお得ですが、長期にわたって利用する場合は高コストです。Photoshop代替なら、買い切り型の「Affinity Photo」がお得。実際にAffinity Photoで画像を編集してみました。
Photoshopの代替にAffinity Photo
「Affinity Photo」がPhotoshopの代替となりえるか、実際に写真を編集して検証してみました。「Affinity Photo」は買い切り型で、価格は6,100円となります。
Affinity Photoの主な機能は「画像の色調補正」「画像のレンズ補正」「RAW現像」「図形の作成」「ペイント」など。Photoshopの操作画面とメニューやツールの配置などは結構似ている印象。突き詰めると機能や操作性に違いがあります。
Photoshopで作成したPSDやEPS形式のファイルを、Affinity Photoで開いて編集可能。逆に、Affinity Photoで作成したデータをPSD形式で書き出すことも可能です。サブ機用に導入するという使い方もできるかもしれません。
実際に、Affinity Photoで写真に写り込んだ不要物を消し去る作業を行ってみます。富士山の写真に写り込んでしまった電線を消してみました。まずは左のツールバーから「修復ブラシツール」を選択します。
Affinity Photoで写真を補正してみた
ソースとなる部分を「Alt」キーを押しながらクリック。その後、削除したい部分をなぞっていくだけでOKです。電線が跡形も無く除去できました。なお、修復ブラシツールには、パッチツール、傷除去ツール、インペインティングブラシツール、赤目除去ツールが用意されています。
Affinity Photoのフィルターで写真を補正する作業を行ってみます。「フィルター」を使えば、簡単に歪みを補正したり、シャープに修正が可能。また、魚眼レンズで撮影した風などの加工も可能です。
メニューの「フィルター」をクリックして、好みのフィルターを選択。ここでは「ゆがみ」を選びました。フィルター強度はスライダーを動かして調整。これで写真にフィルターをかけられます。
Affinity PhotoがPhotoshopの代替となりえるかの検証結果は、全く問題ありません。色味・明るさの調整やフィルターの適用はもちろんのこと、不要物の除去といった加工まで簡単に処理できました。(文/中谷仁)
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