首都高でETC専用に変わる入口34か所はどこだ?
4月から改訂される首都高速の料金が、ETCを使わない現金利用では大幅に値上げになることが話題となりました。この値上げに続き、現金利用がますます不利になることを首都高速は発表。それは、一部の入口がETC専用になるというもので、現金利用の場合は現金払い対応の入口まで迂回しないと首都高速に乗れなくなるのです。

首都高速入口34か所が4月からETC専用
首都高速は、2022年3月1日から一部入口をETC専用とすることを発表しました。これまで、首都高速にはETC専用として2020年に新設された横浜北西線馬場入口がありましたが、既存の入口がETC専用に切り替わるのは今回が最初となります。
3月1日から入口がETC専用となるのは、一ツ橋・晴海・滝野川・安行・浦和南の5か所で、翌月の4月1日からはさらに29か所増加。あわせて34か所がETC専用となります。首都高速は、その後も入口のETC専用化を進める計画で、2025年までには約9割までの拡大を予定しています。
高速道路のETC専用化については、2020年12月に国土交通省と高速道路各社の連名で方針が発表されており、予定では2021年度には首都圏のNEXCO3社路線と首都高速・阪神高速の一部インターチェンジ・出入口でETC専用化を実施することになっていました。今回の首都高速入口のETC化は、この予定に沿ったものといえます。
首都高速のETC専用にサポートレーン
首都高速が他路線より早くETC専用化を進める背景には、NEXCO3社と比べETC利用率が高いことがあります。国土交通省が発表するETC利用状況によると、2021年10月の首都高速のETC利用率は96.7%と高速道路会社のトップで、ETC利用率が低いとされる軽自動車・二輪車でも90.0%です。
入口のETC専用化にあわせ、首都高速のWebサイトでは現金利用の際に迂回するための周辺ランプが紹介されています。迂回先の入口の多くはETC専用ランプから2km程度の場所にありますが、霞ヶ関入口の渋谷線方面への迂回先は渋谷入口、さいたま見沼入口の迂回先は新都心入口など離れている場所もあるので要注意です。
なお、ETC専用となる首都高速の入口ランプには3月1日以降、有人の「一般」レーンに変わり、あらたに「サポート」レーンが設置されます(交通状況に応じETC共用レーンとしても活用)。サポートレーンは、誤ってETCレーンへ進入した車両への対応に使われ、インターホン越しに係員が誤進入したドライバーへ指示を行います。

ラジオライフ編集部

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