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リムジンバスのETC高速代が自家用車より安い件

東京への玄関口にあたる成田空港には、毎日数多くの飛行機が発着し、お客さんを都心まで運ぶ空港リムジンバスが頻繁に運行。都心までのアクセスには高速道路が頻繁に使われています。このため、大型の空港リムジンバスはそのたび高い高速料金を支払っていると思われがち。しかし、じつは自家用車より割安に高速道路を走れるのでした。


リムジンバスのETC高速料が自家用車より安い件

路線バス割引と車種区分上の優遇措置

高速道路の通行料金にはさまざまな割引があり、なかには一部特定の車両のみ適用されるものが存在します。そのひとつが「路線バス割引」で、NEXCO3社のほか本四高速・首都高速・阪神高速が実施中です。

路線バス割引の対象となるのは、路線バスとして認可を受け運行される路線のみで、ETCコーポレートカードを利用する必要があります。例えば、東京~大阪間を結ぶ深夜夜行バスの場合、JRバス関東が運行する定期路線は路線バス割引対象ですが、観光バスとして運行する格安バスには路線バス割引が適用されません。

さらに、路線バスには割引以前に車種区分上の優遇措置があります。観光バスの場合、定員30人以上になると車種区分が「特大車」となり、1kmあたりの通行料金が普通車の2.75倍。一方、路線バスの場合は大型バスであっても「大型車」扱いとなり、普通車の1.65倍で済むのです。

路線バス割引の割引率は、NEXCO3社と首都高速・阪神高速が39%で本四高速が30%です。ただし、首都高速・阪神高速・本四高速では各種割引と路線バス割引の重複適用がなく、路線バス割引で走行した分の通行料金は大口・多頻度割引の割引額を計算する際に使われる月利用金額からも外れます。

路線バス割引が大きいリムジンバス

一方、NEXCO3社の場合は路線バス割引と休日割引・深夜割引など各種割引を同時に受けることが可能。さらに、路線バス割引の利用料金も大口・多頻度割引の月利用料金にカウントされるため、おトク度がより高くなります。

そして、路線バス割引の恩恵が大きいのは、日中頻繁に高速道路を利用する空港リムジンバスです。とくに、東京都心と成田空港を結ぶ路線は1日の本数が多いうえ、NEXCO東日本路線については大口・多頻度割引を組み合わせることで、普通車以下の通行料金になってしまいます。

例えば、東京シティエアターミナルから成田空港へ東関道経由で向かうリムジンバスの場合、NEXCO東日本路線分の通行料金は大型車2680円ですが、路線バス割引が適用されると1700円になります。さらに、1日3往復で月30日運行した場合について、大口・多頻度割引を適用すると、1回あたりの通行料金は約1050円です。

一方、同じ区間を普通車で走行すると日中の通行料金は1750円となり、700円も割高になってしまいます。さらに、都心から成田空港行きのリムジンバスを運行する東京空港交通であれば、NEXCO東日本へ支払う通行料金は月500万円を超えるため、その分について割引率10%が加わり、さらにお得に走行しているのでした。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

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