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オニオン・ルーティングの技術を使うTor Browser

ウィキリークスを支える大きな柱といえるのが「Tor(トーア)」と呼ばれる匿名通信システムです。Torは「オニオン・ルーティング」という技術を実装したソフトウェア。通常のブラウザの代わりにTor Browserを使うだけです。ウィキリークスを支えるTorや暗号化について見ていきましょう。


Tor Browserを使ってウィキリークスに投稿する

オニオン・ルーティングをTorは実装

クリプトームのような先行するリークサイトに比べて設立当初のウィキリークスが斬新だったのは、通信経路匿名化ソフトウェアの「Tor(トーア)」を応用したリーク受付システムを用意していたことでした。

Torはオニオン・ルーティングという技術を実装したソフトウェア。アクセス元のIPアドレスなど、リークする人につながりかねない情報をアクセス先に残さないようにすることができます。

すなわち、Torは接続元IPアドレスを隠してネットにアクセスできる、匿名通信システム。通常のブラウザの代わりにTor Browserを使うだけです。Tor経由でしかアクセスできないサイトもあります。

オニオン・ルーティングによる匿名化

実際、現在のウィキリークスのリーク投稿システムはオニオン・ルーティングによる匿名化ソフトTor経由でのみアクセス可能。よって、仮にウィキリークスのサーバが押収されたとしても、オニオン・ルーティングによってリークする人の素性は秘匿されたままとなります。

その後、運営の混乱からしばらくこのオニオン・ルーティングを使ったシステムはほぼ機能を停止。ウィキリークスが名を挙げたリークのほとんどは、結局のところオニオン・ルーティングの技術を使ったTor Browser経由ではなく、従来通りの手渡しなどで得られたデータが多かったようです。

しかし、2015年に入ってオニオン・ルーティングを使ったシステムがようやく復旧。「wlupld3ptjvsgwqw.onion」から、Tor経由でのみアクセスすることができます。また、公開鍵暗号ソフトウェアのGnuPGによってあらかじめ資料を暗号化しておくことも推奨されています。(文/八田真行)

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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