盗聴器発見の最終段階はアンテナ感度を下げる
盗聴器の電波が出ている方角が分かったら、どの建物に盗聴器が仕掛けられているのか発信源の発見を行います。ただし、ここから先は時にリスクを背負う領域なので、覚悟の上、踏み入れなければなりません。盗聴器発見の最終段階はアンテナ感度を下げるのがコツです。

アンテナ感度を絞って盗聴器発見
盗聴器の発信源を発見するには、クルマを降りて徒歩での探索になります。その際、受信機は上着のポケットやカバンにしまいましょう。周囲の目を気にして下さい。不審者として通報されるかもしれません。
受信機を隠してしまうと、電波の強弱を示すSメーターを見られませんので、電波の強弱をイヤホン越しに聞こえる“音”で判断。電波の強い方角へ向かっていくと、ノイズが次第にクリアになっていくのが、分かります。
盗聴器発見も最終段階を迎えると「左右どちらの家から出ているのか」という場面に達します。盗聴波の電波は非常に弱いのですが、発信源の直近までくるとフルスケールで入感するのです。
これでは感度の差が出ないので、極端に短いアンテナを装着したり、開いたクリップをアンテナの代わりにして感度を極限まで絞り、盗聴器の電波が出ている家を発見していきします。
盗聴器を発見した事実は伝えない
盗聴器の発信源を特定したら、盗聴波探しのハンティングは終了です。後は盗聴波に乗って聞こえてくる会話に耳を傾ける、便乗盗聴だけにして下さい。
盗聴器が発見できたとはいえ一般家庭の場合、たわいもない日常が聞こえてきます。家族団らんの会話が聞こえてきたりすると「なぜ、この家が盗聴されているのだろうか?」と考えてしまいます。
一見、幸せそうな家族であっても、その裏側ではさまざまな問題を抱えているのです。なので、ドアをノックして、盗聴器を発見した事実を住人に告げることは、絶対にしてはいけません。
現在の盗聴は家庭内で行われているケースが多いので、出てきた人間が盗聴器を仕掛けた本人である可能性もあるからです。無用なトラブルに巻き込まれないよう、常に周囲を警戒しながら盗聴波ハンティングを楽しんで下さい。
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ラジオライフ編集部

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