駐車監視員の駐禁取り締まり時間と確定タイミング

おもに日中の時間帯に駐禁を2人1組で取り締まりすることが多い駐車監視員の仕事は実にシステマティックです。駐禁の違反車両を見つけると、まず1人目の駐車監視員がデジカメで証拠写真を撮影。もう片方の駐車監視員が駐禁の違反車両が止めてある住所や違反名などを端末に記録します。このとき、駐車監視員による駐禁取り締まり時間と確定タイミングを調べてみました。

駐車監視員が駐禁取り締まりする時間帯

駐車監視員が駐禁取り締まりする時間帯を調べるために、郊外の駐車違反の重点地域を回る巡回車に勝手に密着してみました。駐車監視員の出発時間は11:00。駐車監視員が乗る巡回車は、ダイハツのミラかスズキのアルトで、特別なオプションの全くない低グレード車です。

駐禁取り締まりの重点地域に到着すると、駐車監視員は駐車違反のワンボックスカーを発見。駐車監視員は端末に駐禁車両情報を入力すると、印刷機でステッカーを出力して放置車両に貼り付けました。

最後に、その様子を1人目の駐車監視員がデジカメで撮影すれば駐禁の取り締まりの確認作業完了となります。駐車監視員の駐禁取り締まりの確認作業は、時間にして5分ほどしかかかりません。

駐車監視員の駐禁取り締まりと戻る時間

駐車監視員は続いて、ビルの前で駐車中の駐禁トラックを発見。トラックを見つけるや否や、駐車監視員はさっそく駐禁取り締まりの確認作業を始めました。1人の駐車監視員が巻き尺を使って駐禁の違反状況を測り始めると、もう1人は携帯端末に情報を入力します。しかし、しばらくすると運転手が登場。そそくさと中に乗り込んでトラックを移動させてしまいました。

今度は交差点付近で停車中のトラックを発見。先ほどと同じ役割で駐禁の取り締まりを始めた駐車監視員の2人でしたが、同様に運転手が戻ってきてトラックを移動させてしまいました。

その後、しばらく歩いた所で駐車監視員はシルバーの軽ワゴンを発見。駐車監視員はそのまま駐禁取り締まりの確認作業を始めました。ドライバーが戻ってくる時間が気になるのか、心なしか先ほどよりも駐車監視員の駐禁取り締まり作業の体の動きが俊敏。測量やデータ入力をテキパキと終えた駐車監視員2人は、駐禁取り締まりステッカーの印刷の準備に入りました。

そして、軽ワゴンを背に駐車監視員が何やら話し始めたその時、運転手が車内へ乗り込み、あっという間にクルマを移動させてしまったのです。駐車監視員2人は来た道を戻り始めました。

駐車監視員の駐禁取り締まり確定時間が判明

少し歩くと、今度はBMWを発見した駐車監視員が駐禁取り締まりの確認作業。一連の作業を終え、駐車監視員はついに駐禁取り締まりのステッカーの印刷作業に入ります。そして、駐禁取り締まりステッカーの出力が終わり、フロントガラスにそれが貼られました。

駐車監視員は最後の作業である駐禁取り締まりステッカーが貼られた状態の写真も撮影。この後には運転手が戻ってきて、怒りの表情で駐禁取り締まりステッカーをはがしていました。

このように、駐車監視員による駐禁の取り締まりが確定する時間は、確認標章（黄色い駐禁のステッカー）を貼られた後はアウト、貼られる前に戻ればセーフということが判明しました。

こうして、駐車監視員の駐禁取り締まりは規定時間の19時より早く切り上げて巡回終了。駐車監視員の駐禁取り締まりは全体的にはユルい感じですが、交差点・横断歩道近くで警告看板が林立する周辺の駐車違反では急に牙をむくという印象でした。とはいえ、放置車両は取り締まりの対象。交通の妨げとなる違法駐車はやめましょう。