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マル暴刑事のヤクザ風のヒゲは申請が必要だった

角刈り・パンチパーマ・丸坊主・ヒゲなどヤクザと見紛う警察のコワモテ集団が組対4課。ヤクザと対峙する通称・マル暴刑事です。警視庁組織犯罪対策第4課は、2003年に発足した組織犯罪対策部の中でも、広域暴力団対策に取り組みます。そんなマル暴刑事はヤクザ風のヒゲにするのにも申請が必要なのでした。


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マル暴刑事のヤクザ風のヒゲは申請が必要だった

マル暴刑事が所属長に申請書を提出

マル暴刑事の中には、パンチ・坊主・ヒゲなど一般的な警察の服制規程から大きく外れている者もいます。しかし、警察官は服制規程から外れる必要がある場合、必ず所属長に申請書を提出しなければなりません。

すなわち、髪型や服装を「捜査で必要だから」と理由を書いて提出するのです。ヒゲについては特にうるさく、必ず申請書が求められます。髪型に関しては「元から天然パーマだと言い張る者もいましたが、キッチリしたパンチパーマはダメでしょう」と、警視庁組織犯罪対策部で捜査4課畑を歩んだ元警部は話します。

「服装も、マオカラーのシャツなどは理由を申請書に書きます。といっても、捜査に関係なく、好きでパンチパーマをかけている者もいました(笑)」とのことです。

マル暴刑事が訪れる老舗の革製品屋

マル暴刑事の中には、必要以上に自分を大きく見せるために、ガラの悪い格好をしたがる刑事もいたといいます。「捜査で必要だといってホスト風の茶髪にしている者もいましたが、あれの何がいいのか理解できません」と話します。

また、東京・浅草には老舗の革製品屋が多く、昔ながらのヤクザが訪れる店が今でもあるとか。マル暴刑事も情報を得るためにそこを訪れます。「客として革の鞄などを特注して、店主と関係を築いていくんです。もちろん、自腹で」とのことです。

「それと、ヤツらに服装でナメられないように、こだわりのアイテムを持つように心がけていました。なので、ライターでも100円の使い捨てなんて絶対に持てません。オイルライターが基本です」といいます。

「我々はヤクザ者みたいに10万~20万円もするビラ(背広)は買えませんが、高くなくてもビッと着こなせばそれなりに見えるもんです。若い捜査員にも、徹底指導しましたね」と話してくれました。(イラスト/シライカズアキ)

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