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マル暴刑事が暴力団員と趣味が似てくる理由

30年以上、マル暴として暴力団と対峙してきた元刑事。時折り見せる鋭い眼光は、退官したとはいえものすごい迫力です。そんな元刑事に、マル暴刑事と暴力団の関係を語ってもらいます。じつはマル暴刑事は趣味が暴力団員と似てくるのだとか。その理由が明らかになります。


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マル暴刑事が暴力団員と趣味が似てくる理由

マル暴の刑事がコワモテのワケ

残念ながら今は、若い警察官でもマル暴を希望する者が減っています。暴力団は恐いというイメージがあるんでしょう。最近は組織対策部に入る予定の新任警察官でも、3分の1くらいしかマル暴を希望する者がいません。ほとんどが第5課の麻薬関係に行きたがります。昔は華でしたが寂しいものです

マル暴の刑事といえば、暴力団員さながらのコワモテというイメージですが、それにはワケがあるんです。例えば、某広域指定暴力団では「デカと接触してはいけない」というルールがある。破ると処分されてしまいます。

私たちマル暴刑事と情報交換のために接触した時に、あれはどこのモンだ?と他の者に思わせるための配慮です。まあ元々、暴力団員と趣味が近いというのもあります(笑)。

マル暴刑事の行きつけ革製品店

例えば、暴力団員とマル暴刑事しか客がいないといわれる、行きつけの革製品店が東京・浅草にあります。クラッチバッグやベルトなんかの小物をそこで買うんですが、暴力団員と欲しい物が似てるというか似てくるんですよね。

その店の従業員から、どこの組の誰が来たとか情報をもらうためでもあるんですが。でも、そういう情報をもらうためにはタダというわけにはいかない。しっかり客になってお店の人と関係性を築くんです。

暴力団員は見栄っ張りが多いですから、私がみすぼらしい服を着てて「1着、買ってあげますよ」なんて彼らにいわれたら負け。支給された4~5万円のビラ(背広)でもピシッとしてると「さすが、マル暴の刑事さんは違いますな~」といわれるんです。


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マル暴の刑事は甘くないと思わせる

マル暴の刑事でも、ミイラ取りがミイラになった者も見てきました。なので私は「借りは作らない」「取り引きはしない」「甘やかさない」を肝に命じています。彼らは甘やかすと、とことんつけ上がるからです。だから、徹底的に取り締まって顔を売ることが大切。「マル暴のあの刑事は甘くない」と思わせるわけです。

でも、ただ厳しいだけではダメ。マル暴の取り調べにもテクニックがあります。それは、彼ら暴力団員は普段、人間扱いされない面があるので人間として扱ってやることです。取り調べでは下調べして、母子家庭だったら家族関係のネタに弱いなとか相手の弱いところを把握するんです。その上でシビれるセリフをいうんですよ。

例えば「我々は人を憎まず罪を憎んでるんだよ。あんただって同じ人間だ。切れば赤い血が出るんだろ。法律には血も涙もないけど、そこに血を入れるのがオレの仕事なんだよ」という具合です。

マル暴の刑事だけに危険な目に遭う

マル暴の刑事だけに危険な目に遭ったこともありますよ。一斉捜索かけた時に、腕を撃たれてギョク(弾丸)が貫通した同僚もいます。

あるホテルの1室で暴力団員がチャカ(銃)の売買をやるという情報をつかんで、ガサ状(捜索差押許可状)を持って行った時もすごかったですね。なかなか扉を開けないからバールや電ノコで破りました。

マル暴の仕事は分かりやすくいうと、徒党を組んでイキがる生意気な生徒を更生させる教師のようなもの。物事の善し悪しを彼らに徹底的に教え込む役割でしたから。彼らがスゴんできたら、今でも一喝してやります。まだまだ彼らには負けませんよ(笑)。


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マル暴刑事は髪型や服装を申請する

マル暴刑事といえども警察官。服制規程から外れる必要がある場合、必ず所属長に申請書を提出させられます。髪型や服装を「捜査で必要だから」と理由を書いて提出するわけです。

ヒゲについては特にうるさく、必ず申請書が求められます。髪型に関しては、元から「天然パーマだ」と言い張る人もいましたが、カッチリと決めたパンチパーマはさすがにその言い訳は通りません。

といっても、捜査に関係なく、好きでパンチパーマをかけているマル暴刑事もいたようです。また、必要以上に自分を大きく見せるために、あえてガラの悪そうな格好をしたがる刑事もいたといいます。

マル暴刑事と暴力団の関係が希薄化

ただし、現在はマル暴刑事でも公安警察のようなスマートな髪型や服装が増えてきました。それには、捜査方法の変化もあるでしょう。以前は、組関係のエス(スパイ)と会うために、配慮してヤクザのような格好をする面もあったからです。

当時は、マル暴刑事が組事務所への出入りするのは当たり前。よく刑事ドラマなどで見かける「昼メシを食べさせろ」という行為は利益供与に当たることはしませんでしたが、彼らの動きをそこで察知していました。

今はマル暴刑事と暴力団との関係が希薄になってきており、組事務所にも入れなくなりつつあります。公安警察型の情報捜査が求められてきているのです。中には、捜査で必要だといってホスト風の格好をしているマル暴刑事もいるといいます。

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