格安SIMでGPSを遅延することなく捕捉する方法
キャリア端末を格安SIMに変更したところ、地図アプリでの位置測定が遅くなった…というユーザーが多いようです。これはキャリアの基地局から受け取っていたGPSのアシスト情報が受け取れなくなったことが原因。そんな格安SIMでGPS情報を遅延することなくすぐ捕捉する方法を紹介しましょう。

格安SIMはGPS取得に遅延が生じる
NTTドコモ・au・ソフトバンクのキャリア端末がGPSを取得する際、GPS衛星・基地局・無線LANから位置情報を取得します。基地局には、「A-GPS」(アシスト型GPS)という位置情報サーバがあります。
キャリア端末が位置情報を要求すると、サーバからGPS軌道データが端末に送信され、素早く測定できるのです。しかし、格安SIMに変更するとキャリアの基地局からのGPS情報を受け取れなくなります。
こうなると格安SIMのスマホは、衛星からだけのGPS情報に頼らざるを得ません。結果的に、格安SIMはGPS情報の取得に遅延が生じてしまうのです。なお、Android端末はGoogleの基地局からのA-GPSを受け取る機能を搭載。SIMフリー端末で格安SIMを使うのであれば、GoogleのサーバからA-GPS情報を取得できます。
格安SIMのGPSをアプリで解決する
しかし、キャリア端末から格安SIMに乗り換えると、GoogleのA-GPS情報を受け取れません。そこで、「GPS Status & Toolbox」を導入して解決します。アプリはGoogle Playで無料で入手可能です。
格安SIMにGPS Status & Toolbox導入する方法は、アプリをインストールして「メニュー」→「A-GPSの管理」をタップ。「A-GPS XTRAデータ」をダウンロードします。これで格安SIMにA-GPS情報を取得できました。
実際に格安SIMで、初期起動状態で同じ位置のGPS情報を捕捉する時間を計測してみました。A-GPS未対応の格安SIMでは、GPS捕捉まで1分10秒もかかっていたものが、A-GPSを取得した端末では1秒13で場所を捕捉できたのです。(文/Toybox)
■「格安SIM」おすすめ記事
格安スマホはSIMフリー端末でなくても利用可能
格安SIMのおすすめポイントをしっかり理解する
スマホもタブレットも使える格安SIMお得プラン
ドコモを格安スマホにすると月5千円も安くなる
格安SIMにおすすめのスマホ端末はこの5機種!
格安SIMおすすめプランで年間6万円以上浮く!
格安SIMおすすめは家族割!さらに安く使える
格安SIMは還元されるポイントで選ぶ手もある
OCNモバイルONEなら月300円でデータ通信できる

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 自転車用ナビアプリはオフラインで使えると安心 - 2022年6月28日
- ドラクエウォークの健康アプリとしての攻略法 - 2022年6月28日
- アルコール抜ける時間を体を張って検証してみた - 2022年6月27日
- Google FitはiPhoneでも利用できるアプリだった - 2022年6月27日
- 自転車が右側通行して違反にならないケースとは - 2022年6月27日