カメラ性能の高いスマホ4機種ナイトモード比較
スマホカメラの性能が向上していることはいうまでもありませんが、その実力が現れるのが暗所での撮影です。夜景はもちろんのこと、公園の暗がりもクッキリハッキリ撮影できるのか、カメラ性能の高いスマホ最新端末で性能を検証しました。それぞれナイトモードで特別な設定なしでどれだけキレイな暗所撮影ができるかを比較しています。
暗所撮影に特化したナイトモード搭載
一眼レフカメラで照明やストロボを使わずに、公園の暗がりなどを撮影しようとすれば、それなりの知識やテクニックが必須です。
しかし、最近のスマホであればそんな場所も手軽かつキレイに撮影可能。夜景撮影の需要もあり、多くの機種で暗所撮影に特化したナイトモードを搭載しており、誰でも簡単にキレイな写真が撮れるようになっているのです。
それでは数あるスマホの中で、暗所撮影が優れているのはどの機種でしょう。そこで、カメラ性能に定評あるスマホ最新モデル「iPhone12 mini」「HUAWEI P40 Pro 5G」「Google Pixel5」「Xperia 5Ⅱ」をピックアップしました。
さっそくシャッタースピードが遅くなる暗所撮影でブレのない写真が撮れるかをチェックします。iPhoneはややシャープさに欠けるものの、細部も潰れず描写できています。P40 Proは、真っ暗な茂みも明るくハッキリと見えますが、細部はのっぺりとして質感が損なわれているのがやや残念です。
スマホの純粋な暗所撮影の能力も比較
Pixel5は暗い場所のノイズが目立ち、明るい箇所はボケボケでした。Xperiaは陰影がハッキリして質感も保たれており写真としては正しいものの、圧倒的に暗い仕上がりです。
さらに、スマホを固定することで手ブレ補正を行わない、純粋な暗所撮影の能力も比較しました。iPhoneは全体的には明るくディテールもハッキリした仕上がり。P40 Proはさらに明るいものの、やや精細さに欠ける印象です。
Pixel5は暗所も明るく撮れており、多少ノイズが目立つものの高精細で、この検証では最も優秀でした。Xperiaは、画に雰囲気はあるものの暗い場所は写っていません。
ちなみに、Xperiaはソニーのαシリーズに準拠した「PhotographyPro」というカメラアプリを使うことで、ISO感度やシャッタースピード、露光などが手動で設定が可能。ISOも手動で3200まで上げることで、暗闇での撮影も可能です。P40 Proにも同様に「プロ」モードがあり、こちらはISOを最大409600まで上げられます。(文/pusai)
■「ナイトモード」おすすめ記事
FLIRは熱エネルギーを感知する暗視スコープ
暗視スコープ新世代はなんとカラー撮影ができる
暗視スコープに歴史アリ…3つの世代の特徴とは
スマホが暗視カメラになる「Seek Thermal」
隠しカメラになるUSBメモリは暗視撮影も可能
■「赤外線撮影」おすすめ記事
赤外線フィルターを使った透視撮影にトライした
透視撮影が赤外線フィルターで可能になる理由
カーフィルムは透視できるか実際に試してみた
赤外線カメラで透視や暗視ができるメカニズムとは
赤外線カメラに改造されたLUMIXを使ってみた
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 可搬式オービスの速度違反は15km/h未満は無視? - 2024年11月22日
- Catchyは仕事も私生活も役立つ文章生成サービス - 2024年11月21日
- NHKメッセージ消去の裏技「録画」が通用する理由 - 2024年11月21日
- 譲渡されたテレビのB-CASカードは申請が必要? - 2024年11月21日
- エンタメ制限突破に使えるVPNサービスはどこ? - 2024年11月20日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
動画サービスの月額料金込みのスマホお得プラン
スマホ証券を比較するときのポイントはどこだ?
スマホ証券とネット証券で手数料が安いのは?
スマホの動画をDVDに焼く方法で大画面で楽しむ
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]