クレーム対応の定番はやっぱりQUOカードだった
ネットが普及する前は、買った商品に不具合があっても問題解決はあくまでも当事者同士で行っていました。しかし、今はクレーム対応で企業側の対応が不適切であれば、SNSで拡散されて窮地に追い込まれるケースもあります。個別にどんなクレーム対応が行われているか見ていきましょう。

クレーム対応はどんなお詫び?
企業から送られるお詫びの定番の1つがQUOカード。大抵のコンビニで使えるので便利です。個人情報流出事件では、該当者数が膨大なこともあって500円分のQUOカードが定番になっています。
それでは個別のクレーム対応の場合、どんなお詫びがあるのでしょうか? 個別のクレーム対応は当事者間で解決されることが多いだけに、相場感が知りたいところです。そこで、クレーム対応の実例を紹介しましょう。
東京・大田区で行われていた同人誌即売会に参加した大学生のAくん。お腹が減ったので、イベント会場近くのセ◯ン-イレブンで購入したツナ味の惣菜パンを食べていると、ちょっと嫌な歯ざわりが…。
クレーム対応の定番はQUOカード
吐き出してみるとビニール片が入っていたので、袋に書かれていたメーカーに電話。休日で東京営業所から人を送れないので、本社からイベント会場まで直接現物を取りに行くといわれたそうです。
イベント中で、わざわざ来てもらうのも気が引けるので送り返す旨を伝え、異物と食べかけのパンをメーカーへ送付。調査したところ、どうやらビニール裁断機の刃先が丸まっており、ちゃんと切れてなくてビニール片が混入したとか。
由々しき事態なので、それなりのクレーム対応があるのかと期待しましたが、届いたのは500円分のQUOカードだったそうです。やはりQUOカードは企業から送られるクレーム対応の定番の1つなのでした。
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