デジタル簡易無線登録局を始める手続きと費用
無線を運用するには免許(ライセンス)が必要ですが、デジタル簡易無線登録局は一切の免許が不要なライセンスフリー無線。そして個人でも使える無線でもあります。デジタル簡易無線登録局を始めるための費用や手続きについて、詳しく見ていきましょう。

デジタル簡易無線は資格不要
デジタル簡易無線登録局が軽量・コンパクトな第2世代へと進化してきたのは、今まで無線を使ってこなかった大型店舗などのサービス業などが使用し始めたからです。
それに加え、一切の免許を必要としないライセンスフリー無線として無線運用を楽しむホビーユースのニーズがありました。第2世代機の「TPZ-D553」は、ホビーユースを相当意識した機種です。これを機会に、デジタル簡易無線登録局を始めたくなったという人もいることでしょう。
デジタル簡易無線登録局機は国家資格が不要で、登録するだけで使えます。この登録には無線機を1台ずつ申請する「個別申請」と、2台以上を一括して登録を行う「包括申請」の2つの方式があります。
デジタル簡易無線は包括申請
どちらも費用がかかるのですが、デジタル簡易無線登録局は包括申請が絶対にオススメ。包括申請にはさまざまななメリットがあるからです。まず、複数台のトランシーバを登録する場合に、申請手数料が安く済むことです。
最初に包括申請(手数料2,900円)を済ませておけば、それ以後は何台追加しても申請手数料はかかりません。開設届の提出だけでOKです。最初に使うデジ簡登録局機が1台だけであっても包括申請ができます。
今後の買い足しや買い替えを考えて包括申請をしておきましょう。また、事前に包括申請を済ませて登録状が発行されていれば、購入して即日使用できるのも魅力です。新しく購入した端末に関しては、運用開始から15日以内に開設届を提出すれば大丈夫。すぐにでも運用を開始したい人にはピッタリでしょう。(文/デジ☆KAN太郎)
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ラジオライフ編集部

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