デジタル簡易無線になっても聞けるレジャー無線
レジャー無線のメインであるアナログ簡易無線の使用期限は2022年11月30日までとなっており、467MHz帯のデジタル簡易無線へ移行することになっています。デジタルといってもデジタル簡易無線は合法的に受信が可能。デジタル化しても聞ける心配不要のおもしろ無線がレジャー無線です。

レジャー無線は圧倒的に簡易無線
総務省が定めるところの無線の使用目的に「レクリエーション施設運営管理用」があり、373MHz帯に6波が割り当てらています。これは主にスキー場やゴルフ場、レクリエーション施設を開発する事業者が使う無線です。とはいえレジャー無線は、これがすべてではありません。
レジャー無線の定義は大雑把で「人が大勢集まる場所で使われる無線」といったレベルの認識でOK。テーマパーク・ショッピングモール・野球場・イベント会場といった万単位の人が押し寄せてくる施設はもちろん、街中の大型店舗や神社仏閣など、施設の種類は問わないのです。
これらの施設で使われるのは簡易無線や各種業務無線に特定小電力無線といろいろあるのですが、簡易無線の使用が圧倒的に多いのです。レジャー無線=簡易無線と考えていいでしょう。
デジタル簡易無線に6年で移行する
そんな簡易無線ですが、主力である465/468MHz帯と小エリア簡易無線と呼ばれる348MHz帯のアナログ波は、2022年11月30日に使用期限を迎え、デジタル波へと移行しなくてはなりません。
150MHz帯の簡易無線は対象外なのですが、古い無線機に関してはスプリアス規制を技術的にクリアしないと、2022年12月1日以降は使用できなくなるので、実質的にこちらも廃止になります。
残された時間は6年しかないのですが、移行先のデジタル簡易無線は聞くことができるデジタル無線なので、心配は不要です。もちろん、私たちが使っているアナログ方式の受信機ではムリですが、専用機を使えば合法的に受信可能です。
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ラジオライフ編集部

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