「F-91W」はテロ組織の起爆装置に使われている
ウィキリークスが公表した米軍の極秘資料によると、某テロ組織は「F-91W」を愛用。時限爆弾の起爆装置に流用していたそうです。チープカシオの火付け役ともなったF-91Wですが、それだけ時計としての信頼性も高いといこと。それを利用してF-91Wの時限装置を作ってみました。

F91Wはシンプルで改造しやすい
「F-91W」が起爆装置に使われるということは、構造がシンプルで改造しやすく、時計としての信頼性も高いということ。。というわけでその特徴を活かし、アラーム機能を利用した汎用的なタイマーに改造してみます。
まずは分解から。F-91Wの裏側を見ると、金属製のパネルが4本のネジで固定されているので、これを抜きましょう。パネルを外して縁のパッキンを取ると、時計部分を取り出せます。
ちなみに、この金属パネル自体がスピーカーの役目でした。それゆえこのパネルを外すだけで、アラームの信号が取れるという超お手軽な仕様。重宝されるわけです。
F-91Wを強力目覚まし時計にする
F-91Wの改造の手順としてはその信号線を外部に延長して、別途用意した増幅回路につなぐだけ。実際に時計部分の裏面を見てみると、上下に金属の板バネが出ています。このバネがスピーカーにつながる仕組みです。
ただし、上側はハンダが乗らないので、細い銅線を巻き付けてからハンダ付けするのがコツ。出力用の回路とスピーカーとともに、基板に固定します。操作時にも音が鳴るので、安全のためスイッチでON/OFF可能にしました。
さらに、アラーム信号のバッファとして、今回はトランジスタで増幅し、リレーで外部回路を動かす仕組みにしています。F-91Wの時限装置をベルやサイレンにつないで強力目覚まし時計にすることも可能です。(文/レナード三世)
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ラジオライフ編集部

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