IC-DPR3隠しコマンドは取扱説明書に載っていない
ライセンスフリー無線として定着してきた351MHz帯のデジタル簡易無線。重量級の5W機しかなかった第1世代機の中で、特定小電力トランシーバのようなルックスを持つ小型・軽量機が登場しました。送信出力を1Wに割り切ったアイコムのデジタル簡易無線登録局機「IC-DPR3」です。IC-DPR3の取扱説明書に載っていない隠しコマンドを見ていきましょう。
IC-DPR3は隠しコマンドでユーザーコードを割り出す
実はこのデジタル簡易無線登録局機「IC-DPR3」に注目したのは受信マニア。IC-DPR3は持ち歩きに適したサイズはもちろん、351MHz帯のスキャンが可能で、ユーザーコードを割り出す裏コマンドまで存在していたからです。第2世代機の元祖はIC-DPR3なのです。
IC-DPR3の特徴は、初搭載されたスキャン機能。約8秒で全30チャンネルをスキャンするIC-DPR3の機能です。IC-DPR3はスキャンするチャンネルはセットモードで個々に指定。IC-DPR3で最初の設定はセットモードから2工程を経て行います。
IC-DPR3では実際にはスキャンしたいチャンネルに1つずつ、スキャン対象チャンネルに含めることを設定していきます。スキャンボタンの長押しで動作するので、IC-DPR3の操作性は良好です。
IC-DPR3は隠しコマンドで周波数表示に変更可能
そして、IC-DPR3の特殊機能といえば、取扱説明書に記載されていない隠しコマンドでしょう。まずは、IC-DPR3の隠しコマンドのユーザーコードサーチです。IC-DPR3の隠しコマンドでサーチできる、ユーザーコードとはアナログ波のトーン周波数やDCSに相当するものです。
IC-DPR3の隠しコマンドは、受信中に機能ボタンを押下。IC-DPR3の隠しコマンドは、ユーザーコード入力状態で「▲」か「▼」ボタンを押すと、サーチが始まってユーザーコードを割り出せます。
IC-DPR3には、周波数表示に切り換える隠しコマンドを搭載。チャンネル表示よりも周波数表示の方が認識しやすいという、受信マニアは大勢います。そんな人にオススメのIC-DPR3の隠しコマンドです。ただし、IC-DPR3の隠しコマンドの周波数は少数点は表示されずに8ケタの数字が並びます。
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ラジオライフ編集部
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