IC-R6は盗聴器も高感度で受信する魅力がある
2010年に発売されたアイコムの広帯域ハンディ受信機「IC-R6」は、周波数を打ち込む数字が記された数字キーが無いテンキーレスモデルにもかかわらず、少ないボタンで良好な操作性が魅力。さらには、IC-R6は盗聴器の周波数を含めた全帯域でフラットな高感度と、丸1日受信できる低燃費設計で人気を博しています。

IC-R6にカラーバリエーション登場
1989年にコンパクトな広帯域受信機として衝撃的なデビューを飾り、ベストセラーになった「IC-R1」にはテンキーが付いていました。テンキーモデルは1996年発売の「IC-R10」に継承され、小型機のコンセプトは1998年発売のテンキーレスモデル「IC-R2」へと枝分かれしていったのです。
操作性に難があるとされていたテンキーレスモデルに、常識を覆す良好な操作性、そして高感度。たちまちベストセラーになりました。そして、ボタン配置や操作性を見直した2002年発売の「IC-R5」へと進化させ、省電力化したIC-R6で完成の域に到達。死角の無いハンディ機として、多くのマニアに支持されています。
2017年には、IC-R6に「メタリックブルー」と「メタリックレッド」のカラーバリエーションが登場しました。これはエアーバンダーを意識したカラーバリエーションで、青が全日本空輸、赤が日本航空をイメージしたといわれています。
IC-R6は盗聴器も高感度で受信する
IC-R6には、アナログ無線を聞くための機能はすべて搭載されているといってよく、IC-R5には無かったNEC方式に対応した空線信号キャンセラーや逆トーン機能を搭載。受信できるジャンルを増やしています。
IC-R6の受信可能周波数は0.1~1309.995MHzですが、その受信感度グラフを確認するとほぼフラットな特性。IC-R6の固定機を超える高い感度は、小型機とは思えないほど驚異的なレベルです。IC-R6は盗聴器も高感度で受信できます。
IC-R6のバッテリー性能は、単3形乾電池×2本で27時間稼働。丸1日受信し続ける低燃費設計には驚きです。標準価格は27,864円で、2万円台前半の実勢価格からIC-R6は入門機と位置付けられていますが、メイン機として使えるだけの実力は十分備えています。
■「アイコムIC-R6」おすすめ記事
IC-R6のユーザー評価が高い理由は電池の持ち
■「盗聴器発見」おすすめ記事
盗聴器発見器を使うならまず部屋に音楽を流す
盗聴器の発見方法はハンディ受信機のスキャン
アプリで盗聴器と盗撮カメラを発見するプロ機材
盗聴器の調査はテレビをつけて時報を流してから
盗聴器の見つけ方がわかるセルフチェックの手順
■「盗聴器」おすすめ記事
非合法な盗聴器の音声から聞こえてくる内容は?
盗聴器はスマホに自動応答アプリを入れるだけ
盗聴器の周波数はUHF帯の3波をスキャンする
盗聴はアプリをスマホに入れればできる時代

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 痴漢撃退だけじゃない「デジポリス」の便利機能 - 2023年2月8日
- ブルーインパルス搭乗体験ができる自衛隊アプリ - 2023年2月8日
- Twitterアカウント乗っ取り防止「2要素認証」とは - 2023年2月7日
- NHK新会長の年収と前会長の退職金…驚きの金額 - 2023年2月7日
- サンコー売れ筋の1人用こたつ「こたむき」とは - 2023年2月7日