「VR-160」はラジオを聞きながら受信が楽しめる
本当に手の平に収まるほどコンパクトで、洗練されたデザインの八重洲無線「VR-160」は世代を1歩進めた次世代機として2009年に登場。電源には、リチウムイオンのバッテリーパックを採用し、ディスプレイはドットマトリックス方式で細かな表示が可能。ラジオを聞きながら受信が楽しめるVR-160は、ワンランク上を狙うビギナーにオススメです。

多機能なVR-160は操作系全般が煩雑化
八重洲無線の広帯域受信機「VR-160」のディスプレイは30W×16Hmmと小さいながらも、周波数やメモリーネームを表示している際は、とても見やすくなっています。実勢価格は23,500円です。
ところが、VR-160のディスプレイは各種設定を行うセットモードに入ると小さな画面が5行表示になって、途端に文字が小さくなる仕様。若い人なら読める大きさですが、視力の衰えを感じている世代は、読むのに苦労することでしょう。
セットモードは機能ごとにグループ化されておらず、61項目がアルファベット順に並んでいるため、英字の用語を理解しないと探すのが大変です。また、過度に多機能な部分があり、操作系全般が煩雑化して、ビギナーは困惑するでしょう。
VR-160はスキャンしながらラジオ放送
VR-160は、2009年発売のロングセラーながら、全体の作りは2021年でも遜色ないのですが、細部のツメの甘さと手数の多い操作系には慣れが必要かもしれません。
もちろん、機能の中には優秀な機能もあります。受信は常に何かが聞こえているワケではありません。交信がない多くの時間は無音が続きます。その時間を有効に使えるのがAF-DUAL機能です。
これはバックグランドでスキャン&サーチをしながら、ラジオ放送を聞ける機能。電波をキャッチしたら、即座に無線へと切り替わるので聞き逃しの心配はありません。
AF-DUAL機能はラジオ放送だけではなく、VR-160上面のACC端子にスマホをつなげば、音楽を流すことも可能。上位機と同等の機能を搭載しています。VR-160はワンランク上を狙うビギナーにオススメです。
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ラジオライフ編集部

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