ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

Flightradar24は有料プランで何ができる?タダで使える裏ワザもある?

世界中を飛んでいる航空機の現在位置や飛行データが、スマホに表示される飛行機アプリが「Flightradar24」です。航空機の現在位置を確認するといった基本的な使い方だけなら無料で使えますが、マニアックに使いこなそうとすると不満が出てくるもの。Flightradar24の有料プランで何ができるのかを詳しく見ていきましょう。


Flightradar24は有料プランで何ができる?


Flightradar24の有料プランは3種類

飛行機アプリ「Flightradar24」で、航空機の現在位置を確認するといった基本的な使い方だけなら無料プランの「Basic」で十分でしょう。しかし、マニアックに使いこなそうとすると不満が出てくるものです。

特に、航空機の詳細情報のページのほとんどのデータは、項目にカギマークが出てロックされ参照することができません。これらのデータは、月額制のFlightradar24有料プランでなければ見られないのです。その他にも、表示できる項目が増えたり、機能が充実するといったメリットがあります。

Flightradar24の有料プランは「Silver」「Gold」「Business」の3種類。月額料金はSilverが180円、Goldが450円で、Businessは5,499円。それぞれお得な年額プランあり。7日間の無料お試し期間があります。


Flightradar24有料プランで詳細情報

Flightradar24の有料プランはSilverプラン、Goldプランともに1契約で、3台のデバイスでの同時利用が可能。外ではスマホとタブレット、そして自宅ではPCで利用すればFlightradar24の有料プランの活用の幅の広がります。

プランごとに追加される機能の違いは、Flightradar24の有料プラン紹介ページに掲載されていますが、その中でも航空マニアが使用するのに便利な追加機能をピックアップして紹介しましょう。

Flightradar24で航空機のアイコンをタップすると開く「フライトの詳細データ」。無料プランでは機体の種類・登録記号・対地速度・航空機の向き・較正高度・緯度経度しか見られません。他のデータはFlightradar24の有料プランで見られる黄色いカギマークでロックされています。


Flightradar24有料プランでより細かい設定

Flightradar24の有料プランではロックが解除され、Silverプランは垂直速度(降下と上昇率)とスコークを表示。Flightradar24の有料プランのGoldになると、航空機で計測した外気温や風向が追加されます(一部の航空機のみ)。

スコークの4ケタ数字が分かると、エアーバンドの交信で指示されたスコークと照らし合わせ、交信に出てきた航空機であることが確認できます。

一定の条件でプッシュ通知を送ってくれる「アラート機能」。無料プランでは、空港の近くに飛来した時や緊急時に使用するスコークを受信した場合などに限られています。Flightradar24の有料プランではより細かい設定が可能で、登録記号や便名で登録することが可能です。

例えば、コロナ禍でほとんど動かなくなった全日本空輸のA380が、いつ飛ぶのか気になりますが、登録記号を設定しておけば、A380の電波を受信した時点で、プッシュ通知が来るので見逃すことはありません。Flightradar24の有料プランでSilverプランは10件、Goldプランは25件までアラート登録可能です。


Flightradar24有料版の詳細データを集める

Flightradar24が有料版/無料版含めて航空機をリアルタイムに追跡するために利用している「ADS-B」は、航空機が質問電波とは無関係に自機の位置や高度といった多種多様な情報を、1090MHzで定期的に送信しています。

この電波を地上の管制機関や付近を飛行する他の航空機が受信し、安全運航を確保するために使用しているのです。この情報は暗号化されていないため、地上で受信したデータをPCで処理することで、文字情報として可視化できます。

そして、Flightradar24有料版/無料版は、ADS-Bの受信データを世界各地から集め、Webやアプリ上で表示したり、データを蓄積しているサービスなのです。このシステムを維持するためには、ADS-Bを受信する場所をたくさん確保しないと、より多くの航空機を表示することはできません。


Flightradar24有料版が見返りに提供される

そこで、ADS-Bを受信してFlightradar24にデータを送信(フィード)した人には、その見返りとしてFlightradar24の全機能が使用できる有料版を無料で受けられるサービスを行っています。

こうすることで受信場所を増やし、世界中で見られない地域がないというほどカバーエリアが広がっていったのです。飛行中の航空機が発射しているADS-Bの電波を、世界各地の有志が受信。そのデータを提供することで、Flightradar24はサービスを提供できているのでした。

地域によってはFlightradar24の表示が途切れる、低い高度の機体が表示されないということもあるので、ADS-Bを受信しながら、受信データをフィードして、お得にFlightradar24有料版を利用するというのもアリでしょう。

■「飛行機アプリ」おすすめ記事
世界中の飛行機の動きを追えるマニアックアプリ
「Flightradar24」PC版でアップデートした機能

■「飛行機事故」おすすめ記事
飛行機の座席はどこに座るのが一番安全なのか?
飛行機の座席は墜落のリスクを考えて後方を選ぶ

■「座席」おすすめ記事
新幹線自由席は偶数号車に並べば座れる確率アップ

The following two tabs change content below.

ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

この記事にコメントする

あわせて読みたい記事

  • Flightradar24は世界の航空機情報をどう収集?
    Flightradar24は世界の航空機情報をどう収集?
  • Flightradar24で7日前までの飛行をプレイバック
    Flightradar24で7日前までの飛行をプレイバック
  • Flightradar24で航空機の航跡と飛行情報を表示
    Flightradar24で航空機の航跡と飛行情報を表示
  • 「Flightradar24」PC版でアップデートした機能
    「Flightradar24」PC版でアップデートした機能

  • オススメ記事

    逮捕者も出た「モザイク破壊」とはどんな技術?

    2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]

    最新AI技術を駆使した「モザイク除去」の到達点

    モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]

    LINEのトーク内容を盗み見する方法とその防衛策

    圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]

    盗聴はアプリを入れればできる

    盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]

    チョコボールのエンゼルを見分ける方法

    おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]