リモコンの電池切れを「鉛筆」で復活させる方法
ヘッドホンの音がビリビリ割れる、USBメモリを差しても認識しない…。そういった場合、多くはヘッドホンやUSBメモリの本体が壊れているのではなく、電気接点に問題があることがほとんどです。今回はこのような接点トラブルを、身近にありかつ激安なアイテムで元の調子に戻す方法を紹介しましょう。
電気接点を簡単に復活させる方法
電気接点のトラブルは、なかなか気づきにくいポイントです。明らかにさびていればすぐわかりますが、多くの場合は金ピカに光っていて調子が悪そうには見えません。
しかし、部屋の空気には料理の油やシャンプーに含まれるシリコン成分などが微量ながら混じっています。これらは接点にこびり付きやすく、それが原因で先ほどの症状が現れてしまうのです。しかも、ティッシュペーパーやぞうきんではなかなか汚れが落ちません。
そこで、ホームセンターには不調になった電気接点を綺麗に磨くための「接点復活剤」などの商品が売られています。人気もあり確かに効果的なのですが、実はもっと身近にあり数十円で買えるアイテムで、接点を簡単に復活させる方法があるのです。
鉛筆で磨くだけで電気接点が回復
そのアイテムとは「鉛筆」。といっても、別に特殊なものではなく、文具店や100均ショップで販売されているごく普通の鉛筆です。鉛筆は値段や硬さでさまざまな種類がありますが、とくにこだわらずに手に入るものを選べば大丈夫。ただし、色鉛筆は効果がありません。
使い方は、差す側の接点を鉛筆で磨くようにこすったあと、抜き差しを何回か行います。このセットを数回繰り返せば、接点の調子が大幅に回復します。ヘッドホンが丸形端子の場合、回しながら抜き差しするとさらに効果的です。
実は、鉛筆の主成分のうち、黒鉛は電気をよく通す物質として知られ、粘土はガラス磨きなど細かい研磨作業にも使われています。鉛筆で接点を磨くことは、黒鉛・粘土両方の特徴を一気に引き出せる方法なのです。
弱った電池の復活に鉛筆が使える
また、鉛筆は弱った電池を「復活」させることにも使えます。急にテレビのリモコンが効かなくなったり、長く使っていなかった懐中電灯が点灯しない、といったトラブルは多くの方が経験していると思います。
こうした場合、接点のときと同じ要領で電池のプラス・マイナス両極を鉛筆で磨くと、電池の電圧が回復して使えるようになるのです。原理は接点の場合と同じで、一般的な乾電池以外にもデジカメのニッケル水素電池やリチウムイオン電池などにも活用できます。
電池の容量自体を増やすわけではなく、電極部分の電気の流れを良くするだけなので、電池が空になれば使えなくなります。とはいえ、元手が鉛筆一本で一時的に電池が使えることも多いので、まさかのときに試してみても損はないでしょう。
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