高速サービスエリアで見かける「Pasar」とは?
NEXCO東日本の高速道路を走ると、最近サービスエリアやパーキングエリアに「Pasar」という見慣れない看板が増えています。関東地方を中心にした大型SAに多いものの、東北道の羽生PAなどもともと小さかった設備を広げたときに看板が「Pasar」になるところも。この「Pasar」とはいったい何なのでしょうか。
Pasarの読み方は「パサール」
現在、NEXCO東日本が管理する高速道路には約300か所のサービスエリア・パーキングエリアがあります。ショッピングモール並みにお店が揃うところから、駐車場・トイレのみ設置された場所までその形態はさまざまですが、このうち関東地方の大型SA・PAについては「Pasar」というブランド展開を行っています。
このPasarは「パサール」と読み、イランなどで市場を意味する「bazar(バザール)」とPA・SAを引っかけたもの。NEXCO東日本では、SA・PAを「進んで利用したくなる施設」とするために、この名称にしたといいます。
Pasarの看板を掲げている場所は、元々SAだったところに限らず、東北道羽生PA(下り)・京葉道路幕張PA(上下)などPAにも導入。かつては、SAにはレストランやガソリンスタンドがありPAにはない、といった違いがありましたが、いまやSAとPAの区別がなくなりつつあるともいえるでしょう。
生鮮食料品を扱うPasarも出現
PasarとなったSA・PAは、元となったバザールにならい多数のテナントが出店しているのも特徴です。従来型のSAでは、レストランはひとつ、売店もひとつでドライバー側で選ぶことができませんでした。Pasarではさまざまなお店のなかから選んでおみやげのショッピングや食事ができます。
なかには、東北道にあるPasar蓮田(上り)のように肉や魚、野菜といった生鮮食品を扱うところも。SAという立地からか、地元の名産品が並ぶなど高級志向の品揃えとなっていて、スーパーマーケットというよりはデパ地下に近いといえるでしょう。
さらにPasar蓮田の場合、一般道側にも92台分のコインパーキングが用意され、施設を利用すると2時間まで無料。そのため、近郊からショッピングのためだけに訪れる人も見かけます。すべてのPasarが一般道から利用できるわけではありませんが、今後はPasar蓮田のような取り組みも増えるかもしれません。
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ラジオライフ編集部
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