非常持ち出し用にも最適なラジオ「TY-SR55」
どこにでも持ち運んで使いたくなるシンプルなラジオが、東芝エルイートレーディングの「TY-SR55」です。実勢価格で5千円程度と、ポータブルラジオの中ではダントツに低価格ですが、安っぽい感じはなく、さすが日本のメーカーです。非常持ち出し用にも最適なラジオ「TY-SR55」について、詳しく見ていきましょう。
「TY-SR55」はステレオ感もバッチリ
「TY-SR55」の音質は、とても聞きやすくて安心感があります。8cm×2のステレオスピーカーを搭載し、FM波受信時のステレオ感もバッチリなのです。
しかし、音に指向性があるというか、正面で聞く音と、少し横にズレた位置で聞く音とで印象が変わります。部屋の隅に置いて鳴らすよりは、意識して手元で聞いた方が、満足できるでしょう。
「TY-SR55」のAM波の受信感度はやや高めです。ノイズ耐性も強く、ナイター中継では画面はテレビ、音はラジオといった使い方をしても大丈夫なほど。内蔵バーアンテナの指向性もスパッと切れる印象なので、混信にも負けません。
非常持ち出し用にも最適な「TY-SR55」
一方、FM波の受信感度は、残念ながらやや低めです。都市部の強電界地域では問題ないレベルですが、日本の多くは地方都市。電波が強くない場所では「サー」というFM波特有のホワイトノイズが気になってしまいます。
「TY-SR55」はスピーカー使用時で、AM波なら160時間、FM波なら140時間も連続して聞けるというスタミナ設計。非常持ち出し用にも最適な1台です。表示も日本語で分かりやすく、ボタンはとても少ないので、子供からお年寄りまで、誰にでも扱いやすいラジオです。
「TY-SR55」の受信周波数はAMラジオ放送522~1620kHz(9kHzステップ)/FMラジオ放送76.0~108.0MHz(0.1MHzステップ)。サイズ/重さは220W×120H×55Dmm/610gで、電源は単2形乾電池×3本、DC5V外部電源、製造国は中国となっています。実勢価格は5,100円です。
■「ラジオ」おすすめ記事
ラジオおすすめの1台はソニーのICF-M780N
FM補完放送が始まる85~108MHz新規割り当て原則
AMラジオ廃止問題は2023年の再免許時がポイント
BCLラジオのおすすめはソニーを超えたPL-880
InterFMが89.7MHzへ周波数を変更した理由とは
海外短波放送を聞くBCLラジオは乾電池が基本
ラジコの全放送を無料で地域外で聞く方法とは?
ソニーのラジオ新定番「ICF-M780N」は感度良好
BCLラジオの定番がソニーのICF-SW7600GR
ソニーの手回しラジオの品切れが続いている理由
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 8倍ズーム多機能ハイエンドモデル暗視スコープ - 2024年10月23日
- NHK受信料の未払いで支払督促が来る可能性は? - 2024年10月23日
- ETCゲート設置は1レーン5千万円以上もかかる? - 2024年10月23日
- 日常を変える…かもしれない4つの対話型AIとは - 2024年10月22日
- NHKから届く特別あて所配達郵便に値上げの影響 - 2024年10月22日