BCLラジオの定番がソニーのICF-SW7600GR
ソニーの「ICF-SW7600GR」はいわずと知れた、高性能BCLラジオの定番として名高い機種。発売から15年も経っていますが、その安定性は揺るぎないものがあります。そこで、近年の高級中華ラジオが目指している定番BCLラジオの性能を、いま一度詳しくチェックしていきましょう。
BCLラジオの性能のべンチマーク
ICF-SW7600GRはBCLラジオの性能を示す際の「べンチマーク」。新機種が登場すると「短波の感度はSW7600GRには届かない」といった評価の軸に使われるほどです。
ソニーの製品でも、中国で製造されたラジオが増える一方で、ICF-SW7600GRは純粋な日本製(十和田オーディオ)のラジオとして製造が続けられています。ソニー製ラジオの「集大成」ともいえる完成度の高さを誇っているのです。
最近の機種と比較しても質感が高く、基本性能としての感度・明瞭度・音質がバランスよく整っています。シンプルなボタン操作と相まって、とても扱いやすいBCLラジオです。
BCLラジオの性能は今でも現役
さらに、遠距離受信に欠かせない同期検波やアッテネータといった本格的な機能も備えています。長波、中波、短波に対応した外部アンテナ端子も装備。短波用にはワイヤーアンテナを同梱しています。
BCLラジオとして海外にもユーザーが多く、世界各地に輸出されています。実勢価格22,000円というのは北米向けの製品を逆輸人したもので、AC電源アダプターが付属していないモデル。Amazonで入手できます。
ICF-SW7600GRはDSPを搭載していないPLLシンセサイザー機です。2001年発売なので、DSPで設計された新型機とは技術的な違いはありますが、電波を受信して音声化するBCLラジオとしての性能は今でも現役です。
■「BCLラジオ」おすすめ記事
BCLラジオにも中華ラジオの波が押し寄せている
台湾発BCLラジオは表示と音声にこだわりアリ
中華BCLラジオ旋風を起こした「愛好者」後継機
TECSUNのBCLラジオはソニーと肩を並べる性能
■「ソニーのラジオ」おすすめ記事
FM補完放送対応のクロックラジオ「ICF-C1」
AMラジオの受信感度で選ぶなら「ICZ-R250TV」
NHKラジオ英会話の録音・再生が便利なICZ-R51
ソニーのラジオ新定番「ICF-M780N」は感度良好
ラジオおすすめの1台はソニーのICF-M780N
FM補完放送に対応したソニーのラジオ5機種
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- YouTubeにはオトナ向けバラエティの過激な企画 - 2024年11月2日
- NHKを引越しを機に解約するための2つの条件とは - 2024年11月2日
- 高速のガソリンスタンドを使わない賢い料金とは - 2024年11月2日
- ダイソー100均工具でケース加工が安くてキレイ - 2024年11月1日
- NHKに黙って引越しをすると受信料はどうなる? - 2024年11月1日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
1万円前後のBCLラジオで「D-808」選ぶべき理由
BCLラジオの定番モデル不在が続いている裏事情
アイワが発売したBCLラジオの操作性をチェック
アイワのBCLラジオの中身はTECSUNのOEM製品?
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]