Aurexの名を冠した東芝のCDラジオ「TY-ANX1」
往年のオーディオ機器ブランドである「Aurex」の名を冠した、東芝のSD/USB/CDラジオ最上位モデルが「TY-ANX1」です。ちなみに、Aurexはオーディオの王を意味する造語になります。本格オーディオ並みの充実した録音機能を備えたTY-ANX1の実力を見ていきましょう。

TY-ANX1はスピーカーの解像度が高い
縦置きCDプレーヤーをひと回り大きくしたサイズ感でありながら、一般的なフェライト磁石の10倍以上ともいわれる磁力を持つネオジウム磁石を使用し、直径50 ㎜×2のスピーカーを出力2W×2のアンプでドライブしたサウンドは、どこまでも力強く透明感に満ちています。
AM/FMラジオ放送ともにTY-ANX1の感度は高く安定した受信ができますが、ノイズ耐性は高くなく、受信した信号をそのままストレートに再生している印象です。にもかかわらず、スピーカーの解像度が高く、ノイズと音とをしっかり分離してくれるため、むしろ聞きやすく感じます。
唯一の弱点は、局間ノイズを抑えるためのディマーが常に働いているため、フェージングの波の弱い部分でバチバチ途切れるケースがあることでしょう。地元局の受信には影響ありませんが、遠距離受信には向かない特性です。
TY-ANX1はBluetooth送受信機能を搭載
TY-ANX1は、AM/FMラジオのほかにSD/USBレコーダーとCDプレーヤーを搭載し、それらを複合的に活用するBluetooth送受信機能を搭載しています。
このほか、SDカードやUSBメモリへのAM/FMラジオ予約録音(10件)、地域を選択すると自動的にラジオ局がプリセットされるオートプリセットや音質切り替え(低音増強)など、本格オーディオ機器並みの装備です。
TY-ANX1の多機能操作のポイントになるのが、手の平サイズのリモコンでしょう。リモコン操作でゆったりとラジオや音楽を聞きながら過ごす時間は、まさに至福です。
TY-ANX1の受信周波数はAMラジオ放送(531~1710kHz/9kHzステップ)、FMラジオ放送(76.0~108.0MHz/0.1MHzステップ)となります。電源は単3形乾電池×6本、AC100Vです。サイズ/重さは310W×151H×69D㎜/1,538g。実勢価格は9,400円です。

ラジオライフ編集部

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