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消防無線はアナログ波の署活系でデジタルを聞く

消防無線の署活系は運用方法に自由度があり、いろいろなシステムが作られています。その1つが、260MHz帯のデジタル消防無線中継システムです。消防本部と消防車を結ぶ260MHz帯のデジタル波を受信した消防車は、車載の中継装置でFMモードに変換。466MHz帯のアナログ波で送信されるのです。



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消防無線はアナログ波の署活系でデジタルを聞く

デジタル消防無線が聞こえてくる

再送信された466MHz帯を署活系の無線機で受信すれば、現場で活動する消防隊員も本部からの情報を共有できるというわけ。この260MHz帯を466MHz帯にして再送信する中継装置が使われるようになれば、アナログ波の署活系からデジタル消防無線が聞こえてくる可能性があります。

また、アナログ波の署活系を巧みに使いこなしているのが東京消防庁です。署活系を消防隊員同士の連絡波に留まらせずに、消防署内の通信回線とすることで「署隊本部運用」の連絡波として使っているのが特徴です。

119番通報を受けた警防本部は軽度な事案と判断した場合、出場指令を出した後で、以後は消防署が自署の署活系を使って対応する署隊本部運用に切り換えます。これにより、警防本部の通信量を軽減。多発する事案に備えます。

消防無線はアナログ波の署活系

署隊本部運用となる事案の筆頭が、救急事案に対して即座に対応できる救急車がいない場合に、ポンプ車が現場に先行して応急処置を行う「PA連携」や「危険排除」といった事案。ちなみにPA連携とは、ポンプ車(Pumper)と救急車(Ambulance)が同時に出場して救急事案に対応することです。

こういった署隊本部運用の交信は、ちょうど消防署が消防本部になったように署活系を使って消防車に指令。使用する周波数が署活系であることを除けば、市町村波で行う消防無線の運用と違いはありません。

消防無線のデジタル化によって、署活系は全国の消防本部に割り当てが始まっています。消防無線はアナログ波である466MHz帯の署活系を積極的にサーチしてみてください。この情報は『ラジオライフ』2016年3月号に掲載されていました。(文/さとうひとし)

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