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スクーター製のミニ哨戒機「P-3C」のデモとは

陸から遠く離れた洋上で任務に従事する海上自衛隊。その中でも日本の周辺海域を警戒する、哨戒任務が日々行われていることはあまり知られていません。その活動を周知する場が航空祭。その任務をわかりやすく説明するために、スクーターを改造したミニP-3Cを走らせるデモが大人気です。


スクーター製のミニ哨戒機「P-3C」のデモとは


ミニP-3Cが任務を実戦で解説する

千葉県柏市にある海上自衛隊の下総航空基地は、海上自衛隊航空部隊の主要な任務である「哨戒」を行う、哨戒機「P-3C」の操縦士やP-3Cの機内に設置された電子機器を扱う搭乗員を養成する基地です。

P-3Cの哨戒任務は主に対潜哨戒で、日本近海の海中深くを潜行している潜水艦を見つけ出すこと。ソノブイと呼ばれるソナーを海面に投下して、ソナーの音響などから潜水艦の位置を割り出していきます。

哨戒任務を一般向けに解説するため、毎年10月に開催される下総航空基地の航空祭では、50ccのスクーターで作ったミニP-3Cを走らせるデモを実施。コミカルな動きと手の込んだストーリーは人気があります。


ミニP-3Cの指示は特定小電力無線

ミニP-3Cは3機編隊でアクロバット飛行(走行)を見せて会場にあいさつ。次に同じスクーター製の護衛艦「あとらす」が登場し、これまたスクーター製の敵潜水艦の存在を検知。ミニP-3Cを要請して、3機が飛来してきます。

ミニP-3Cは海域に見立てた会場内を哨戒。敵潜水艦を包囲していき、最後はラジコン操縦の魚雷を発射。敵潜水艦に命中させて轟沈させる、哨戒から攻撃までのデモを見せて解説していきます。

ミニP-3Cへの指示は、特定小電力無線で行われるため受信可能。なお、ブルーインパルスの整備班が演技するスクーター製の「ブルーインパルスジュニア」も、特定小電力無線によって指示を受けています。

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