高台で滑走路を一望「新田原基地」撮影ポイント
「にゅうたばる」と読む新田原基地には、実戦部隊の第305飛行隊とF-15J/DJのパイロットを養成する教育部隊の第23飛行隊、新田原救難隊が所属。近い将来導入される、F-35Bの配備先の有力候補地ということが明言されています。高台から滑走路を一望できる新田原基地の撮影ポイントと無線交信に使われる周波数を見ていきましょう。

新田原基地の撮影ポイントで離着陸機
新田原基地では、第23飛行隊所属機は「アレス01」のような数字のコールサインのほか、「アレス・ブルー」などの英単語を付与したコールサインも多用。教育部隊なので訓練空域からの帰投時には、タッチ&ゴーを行うことが多いのも特徴です。
新田原基地の南門ポイントは、日頃からギャラリーが大勢いる最もポピュラーな撮影ポイントです。滑走路10/28への離着陸機が撮影可能。ランウェイ・チェンジがあっても困ることはありません。
地上の背景を入れることで、南国・宮崎らしい写真になるでしょう。やや離れていますが、エプロンの様子も見られます。
数台分の駐車スぺースがあるものの、フェンス(場所によっては二重になっている)があるので、最低でも3段脚立が必要です。
新田原基地の撮影ポイントは空の駅
新田原基地のもう1つの撮影ポイントが空の駅・竜馬です。滑走路28エンド付近に位置し、建物2階の展望台から撮影できるので脚立は不要。駐車場・トイレ・自販機があり便利です。
滑走路10からの離陸機と滑走路28への着陸機が撮影可能で、特に滑走路10を離陸するF-15J/DJはアフターバーナーを焚いた迫力ある姿を見られます。両ポイントともほぼ終日順光です。
出発管制と進入管制は鹿児島空港の「鹿児島RDR/DEP」(121.400/362.300MHz)が担当。「新田TWR」の主用波であるチャンネル2は、304.500MHzですが、外来機が全国共通波のチャンネル1(236.800MHz)を使っていた例もあります。周辺を飛行する民間小型機は126.200MHzです。
訓練空域に向かう航空機は「鹿児島DEP」を経て、GCIでレーダーサイトと交信。新田原基地の訓練空域までは離れているので、ホイップアンテナで受信できるのは、基地から比較的近い空域を飛行している時の交信になるでしょう。
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ラジオライフ編集部

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