SpyzieはLINEが丸見えになる監視アプリ…入手法は?
探偵が情報収集に使っているとウワサされているのが、月額課金制のスパイアプリ「Spyzie」。Spyzieはいわゆる野良アプリで、AppStoreやGoogle Playのパスワードが分からなくてもインストールが可能です。Spyzieはアプリのアイコンの非表示もできます。LINEも丸見えになる監視アプリ「Spyzie」の入手法を見ていきましょう。

Spyzieはスマホ画面を覗き見できる
監視アプリ「Spyzie」はさすが有料アプリ!といった感じで、搭載している機能も凄まじく、GPSでの位置情報取得は朝飯前。Spyzieはスマホ画面を覗き見できる「スクリーンショット」機能により、LINEやSNSを遠隔で閲覧することも可能です。Spyzieはスマホの全情報を抜き取れるといっても過言ではないでしょう。
Spyzieは野良アプリなので、ターゲットの端末にはWebサイト経由でアプリをインストールします。また、SpyzieはAndroid版とiOS版では使用条件が大きく異なります。
Spyzieの月額料金はAndroid対応版が1,980円~、Android究極版が2,980円~、iOS対応版が3,980円となっています。なお、SpyzieはiOS版にも対応していますが、現行機種含め主要なiPhone・iPadでは使用できません。iOSで導入されている2ファクタ認証(電話番号を使ったセキュリティ)をSpyzieが突破できないためです。
SpyzieのWebサイトで状態を確認可能
Android版Spyzieの導入方法は、root化などの面倒な作業は不要です。月額料金の支払い後に表示されるURLから、スマホにSpyzieアプリをダウンロードします。
そして、Spyzieの導入には「System Update Service」を導入し、Google Playプロテクトを解除。最後に、Spyzieのアイコンを表示させるかを聞かれるので、「アイコンは役に立たない、それを必要としない」を選ぶと、アプリ非表示のステルス仕様になります。
アプリを導入すると、SpyzieのWebサイトで端末の状態を確認可能。Spyzieで現在地や今つながっているWi-FiのAP名が分かります。Spyzieの情報はWi-Fi経由で同期されるため、ネットにつながっていない間は情報が入ってこない仕様です。
なお、Android究極版のSpyzieでは「GPS位置情報」「通話履歴」「連絡先(電話帳の内容)」「メッセージ(SMSの送り先と内容)」「LINEでのやり取りの一部」「Instagramでのやりとりの一部」「検索内容と見ているサイトの確認」「カメラで撮影した写真・ビデオ・スクリーンショットのすべて」「キーロガー(入力内容の一部が判明)」「APPタイムライン(いつどのアプリを使ったかの一部)」を実際に見ることできました。
Spyzieは位置情報を自動更新
Spyzieの機能の基本となるのは、GPSによる位置の把握。加えて「キーロガー」をONにすれば、スマホでの文字入力がSpyzieに記録されます。Spyzieの「スクリーンショット」機能は「スクショを撮る」ボタンを押せばほぼリアルタイムでの画面撮影が可能。どのアプリを使っていても、ターゲットの端末の表示内容がSpyzieから見えてしまうというわけです。
Spyzieの具体的な機能を見ていきましょう。まずは現在地が分かるSpyzieの「GPS位置情報」は、端末がWi-Fiに接続されていれば、位置情報が送られ地図上に表示される機能。30分おきに自動更新されますが、Spyzieの「同期」ボタンを押すことでリアルタイム更新も可能です。なお、SpyzieのGPS位置情報は300~500mほどのズレが発生。具体的な建物まではSpyzieでは分かりませんでした。
さらには、Spyzieの入った端末で文字入力した内容が記録される機能が「キーロガー」です。実際にSpyzieを試してみると、メールや検索で使われた文章はかなり記録できていていました。ただし、LINEなどSNSでの文字入力はSpyzieにほぼ記録されません。
Spyzieで画面をリアルタイム撮影
LINEやTwitterも見える「SNSアプリ」は、Spyzieの入った端末でLINE・Twitter・Instagramなどが使用されると、キーロガーとスクリーンショットが動作するもの。SNS上のやり取りがSpyzieで8割ほど読めました。
画面を覗き見できるSpyzieの「スクリーンショット」は、スマホで表示している画面をリアルタイムで撮影・取得できます。Spyzieは文字もしっかり読める画質のため、ブラウザで何を見ているのか分かってしまうのです。
内容・連絡先がダダ洩れになるSpyzieの「メール」は、Gmailの中身も覗けてしまう機能。Spyzieから個人からの受信メールはすべて閲覧可能でした。さらに、Spyzieの「連絡先」では名前や電話番号も取得可能です。(文/秋本録画)
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ラジオライフ編集部

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