警察用語「さんずい」は汚職で「うかんむり」は何?
警察用語の「さんずい」「うかんむり」とは何のことでしょう? 警察用語のさんずいは汚職事件、うかんむりは窃盗事件のことです。それぞれの事件を漢字の部首を警察用語で表しています。警察の隠語である警察用語は、その数がとても多いのが特徴。職務上、会話に警察用語を散りばめて秘匿性を高めているのです。

警察用語でさんずい・うかんむりは汚職と窃盗
警察の隠語である警察用語で漢字の部首を使っているのは「さんずい」の汚職事件、「うかんむり」の窃盗事件のほか「ごんべん」なら詐欺事件、「にんべん」なら偽造事件、「ゆみへん」なら強盗事件など「強」がつく犯罪です。強盗は警察用語で「たたき」と呼ばれることもあります。
事件がらみの警察用語としては「よこ」は横領事件、「のび」は家宅侵入や侵入窃盗犯のこと。この警察用語は「忍び」が由来になります。なお、うかんむりとも呼ばれる窃盗事件は警察用語で「ふみこ」とも呼ばれます。これは窃盗が刑法235条に規定されているためです。
警察ならではの隠語としては「げんじょう」は事件現場や事故現場のこと、「げんたい」は現行犯逮捕、「げんちゃく」は現場到着を意味します。警察用語で「まるがい」は被害者のことで、「まるひ」が被疑者のことです。
隠語である警察用語は時代によっても変化する
警察用語の「にんじん」は誘導停止灯のこと、「にんどう」は任意同行、「にんちゃく」は人着と書いて、犯人の人相や着衣のことを意味します。警察用語の「まえ」は前科のことで、「まえもち」「まえもの」は前科者です。
警察内部を表す用語としては「こうき」は交通機動隊のこと、「じらたい」は自動車警ら隊のこと。また、捜査本部のことを警察用語では「ちょうば」と呼んだり、都道府県警察本部のことを「おもや」と呼びます。
警察の隠語である警察用語は時代によっても変化します。例えば、ドラマでおなじみの警察用語「チャカ」は拳銃を意味しますが、あまりに一般化したので現在では「腰道具」が一般的になっています。
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ラジオライフ編集部

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