オービスと警察無線を警告するGPS搭載受信機
エフ・アール・シーのしゃべる受信機「FC-S117」発売の翌年、2013年に登場した上位機種が「FC-S789」です。同じようなボディ形状ですが、こちらは本体上部に受信機初のGPSユニットを搭載。現在地と連動した受信が楽しめます。しかも、GPSを利用してオービス探知機としても利用できる受信機なのです。
デジタル警察無線を自動スキャン
この受信機はGPSにより、現在位置と連動した機能が盛り込まれています。空港の半径10km圏内に入ると空港名を表示して、その空港の割当周波数を自動的にスキャン。同様に受信周波数と位置情報を組み合わせて登録する、オリジナルポイント受信もできます。
そして異彩を放つのがドライブモードで、受信機がGPSオービス探知機に早変わり。オービスに接近すると音声で警告するのです。実際には、定置式オービスへの接近を警報音と距離表示(1053mと表示)で教えてくれます。
ドライブモード中は同時に、バックグランドでデジタル警察無線をスキャン。入感すると、こちらも音声で警告します。割当周波数別の警告音声が鳴り、ディスプレイが点滅。これで近くで警察が活動していることを教えてくれるのです。
持ち運びできるオービス探知機
このほか、FC-S789は2波同時受信、内蔵ICレコーダーへの受信音声録音、音声反転式秘話解読機能を搭載しています。「とにかく何でも聞いてみたい」という、ライトユーザー向けのハンディ機です。見方を変えると、持ち運びできるオービス探知機ともいえるでしょう。
受信周波数はAバンドが65~470/770~1300MHz、Bバンドが134~174/200~260/320~470MHz、受信モードはFM/ワイドFM/AMとなっています。メモリー数は800チャンネルで、バンク構成は40チャンネル×20バンク、サーチバンドは10組です。
電源は単4形乾電池×6本と、DC12V外部電源端子。サイズは62W×99.5H×39.5D㎜で、重さが154gとなっています。実勢価格は16,368円です。
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ラジオライフ編集部
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