Hシステム見極めポイント「はんぺんアンテナ」
はんぺんのような白い正方形のレーダー部が特徴的なのがHシステム。Hシステムはレーダー波で車速を計測するオービスです。Hシステムはレーダー式オービスより新しいシステムのため、レーダー波は断続的に発車される仕組みになっています。Hシステムの特徴を詳しく見ていきましょう。

Hシステムの名称の由来とは
「高速走行抑止システム」が正式名称のHシステム。Hシステムの製造メーカーは三菱電機で、既にオービス部門から撤退しているため今後増えることはありません(現在は保守・管理のみ)。
しかし、北海道など雪国ではHシステムがまだまだ主力として働いています。正方形の白い「はんぺんアンテナ」がHシステムの特徴ですが、阪神高速道路に初めて設置された時は丸型アンテナでした。
ドライバーの間では、丸型を「元祖Hシステム」、はんぺん型を「新Hシステム」と呼ぶことも。なお、名称の“H”は“阪神”が由来です。
Hシステムは1度警告を行う
Hシステムのユニットは赤外線ストロボ、はんぺんアンテナ、CCDカメラで1セット。Hシステムのレーダー波はレーダー式オービスと異なり、断続的に発射されているのが特徴です。また、HシステムがCCDカメラで撮影した写真は、警察署や高速隊本部にある中央装置に通信回線にて伝送されます。
Hシステム本体の前に、警告用の電子掲示板が設置されているのもポイント。Hシステムの「抑止システム」というだけあり、速度超過車両に1度警告を行います。
そして、それを無視した不届きな車両を、Hシステムははんぺんアンテナで計測し記録するという仕組みです。Hシステムの前での速度の出しすぎにはくれぐれも注意しましょう。
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ラジオライフ編集部

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